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ハゲ・ED治療薬、インプラントの医療費 傷ついたプライドは税金還付で癒せ

できれば無縁でいたかったハゲ、ED、弱視に歯周病。自分の過去の行いを悔やむ人もいれば、DNAを恨むしかない人もいるでしょう。治療にかかった請求額を見てため息をついている方もいるのではないでしょうか。でもその書類、絶対に捨てないでください。医療機関で支払ったAGA・ED治療薬は医療費は控除の対象です。確定申告で医療費もプライドも取り戻せ!

保険が適用されるハゲ治療、適用されないレーザー脱毛

医療費控除の計算をする前に、受けたい医療行為が保険適用医療かどうかを確認しましょう。保険が適用されれば、実費支払い額は3割となるため税金還付よりも大きな節約をすることができるのです。
※…小学校入学以降70歳未満の場合

保険適用医療と適用されない自由診療を見分ける方法は、その医療行為が「治療」にあたるか「予防」に当たるかを考えることです。

例えば、国税庁のWebサイトには医療費控除の対象となる医療費として「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師による施術」が上げられています。しかしその直後に「疲れを癒す、体調を整えるといった治療に直接関係のないものは含まれない」と明記されており、同じ医療機関であっても治療目的以外の施術は医療費控除の対象にならないことが定められています。

医師への謝礼、メガネ、コンタクト代をはじめ、健康診断の費用も治療ではないので認められません。美容を目的としたレーザー脱毛もほとんどの場合は認められませんが、皮膚疾患などにより脱毛の必要性が認められる場合においては対象となることがあります。

薄毛やハゲ治療のためのAGA治療薬は医師の治療を受けており、予防でないためほぼ医療費控除の対象になります。また、ED(Erectile Dysfunction)の治療薬であるバイアグラも、病気治療といえるため医師の診断があって治療薬を出してもらっていれば、医療費控除の対象になります。

保険が適用される医療行為は主に下の11項目に分けられます。

(1)医師・歯科医師による診療、治療費
(2)治療、療養に必要な薬(薬局で購入したものもOK)
(3)急病やケガなどで病院に運ばれた際の費用(タクシー代など)
(4)あんま・マッサージ、指圧師、鍼師、灸師、柔道整復師による施術費
(5)助産婦などによる出産介助に対する料金
(6)通院入院の際の交通費
(7)付添人の交通費
(8)入院の部屋代など
(9)コルセットなどの医療用器具(義手・義足・松葉杖・補聴器・義歯などの購入費)
(10)6カ月以上寝たきりでおむつの使用が必要な場合のその購入費用など。
(11)介護保険などによる居宅サービス(在宅療養では領収書に医師等の証明があったもの)。

保険適用外の自由診療は医療費控除枠に申請しよう

医療費控除のハードルは決して高くありません。病気予防や美容のための医療行為すなわち自由診療であっても、下記のどちらかの条件を満たせば誰でも確定申告ができ、税金の還付を受けることができます。

【控除の対象となる医療費】
・1月~12月までに、本人、またはその家族のために10万円以上の医療費を支払った場合
・総所得が年間200万円以下で、医療費が総所得の5%に達した場合

レーシック手術やインプラント治療は保険適用外の医療行為であるため、レーシック手術は15万〜30万円程度、インプラント治療は1本あたり30〜50万円が相場と言われている高額な治療費を実費で支払わなければなりません。しかし、医療費控除には適用されるため、節税に役立てることはできます。きちんと領収書を管理して確定申告しましょう。

 

いかがでしたか?治療に際して受けた屈辱、悔しかった思いは還付金で埋め合わせましょう。

 

【リンク】
医療費の相場は以下のサイトを参考にしました。

レーシック手術の料金比較 痛いかどうか?視力は戻るか?
手術前に読んでおきたいサイト
http://www.cmlandtrust.org/

インプラントネット
http://www.implant.ac/

著者: REX編集部

レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者を始めとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
■公認会計士・税理士・経理の転職サイトREX
https://www.career-adv.jp/

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