株式会社マネーフォワード(本社=東京・港区、代表取締役社長CEO=辻庸介氏、以下「マネーフォワード」)がこのほど、経費精算に関するアンケート調査を行った。会社の経費を自己負担することがある人は45%、残業して経費精算をする人は58%だった。
今回のアンケート調査は、マネーフォワードが運営するお金の見える化サービス『マネーフォワード ME』利用者の2572名を対象に、オンライン上で実施したもの。
調査対象の約4割が経費を自己負担
アンケート調査の結果、会社の経費を自己負担することがある人は全体の45パーセントで、その月当たりの平均自己負担金額は4764円だった。

自己負担した理由として、「経費精算が面倒くさい」と回答した人が最も多く、全体の73パーセントだった。
経費精算のなかで面倒だと思う作業については、「レシートや領収書の転記、入力作業」が64パーセント、「レシートや領収書の保管・管理・貼り付け作業」が54パーセント、「訪問先までの経路入力や運賃計算」が37パーセントという結果だった。
勤務先の経費精算の方法について聞いたところ、全体の55パーセントが手書きや表計算ソフトへの入力を行っていることが分かった。

今回のアンケート調査では、「経費精算をするために残業している人」が58パーセントにのぼることも明らかとなっており、政府が推進する働き方改革の中でもひとつの課題となっている長時間労働の是正に「経費精算のIT化」が一役買う可能性は大きい。社員に付加価値の高い本業に注力してもらうためにも、経営者は経費精算のIT化を働き方改革の一つの入り口としてとらえ、業務改善に取り組むべきときが来ているのかもしれない。
アンケート調査の詳細は以下より。
https://corp.moneyforward.com/news/release/service/20190222-mf-press/