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2015年度のIPOを振り返る 今後の求人動向と公認会計士のキャリアパスは?

IPO市場が盛り上がりを見せている昨今、転職相談に来る公認会計士の方の間でもIPO支援に関わる業務は人気があります。また、これまで監査法人やコンサルティングファームでIPO支援に関わってきた公認会計士の方が、今後は企業を内部から支援したいと転職相談に来られるケースも増えています。
一方、企業側でも公認会計士の採用を検討する動きが見られるようになりました。IPOを目指す企業では、IPOに関する知識が豊富な人材を求めており、上場企業では管理部門の体制強化をするために経験豊富な公認会計士をリーダーとして迎えるケースも増えてきました。
今回はIPO市場の活況を背景に、公認会計士のキャリアパスについて考えてみたいと思います。

2015年度のIPO振り返り

IPO市場が活況となっている。
2015年度のIPO件数はプロマーケットの6社を除いて92社にまで達した。遡ってみると2013年は54社、2014年は77社であり順調に数字を伸ばしている。

2015年度のIPO件数の内訳は下の通り。

東証1部:8社
東証2部:9社
マザーズ:61社
JASDAQ:11社
札幌アンビシャス:1社
名証セントレックス:1社
福岡Qボード:1社

東証1部へ上場した企業は、
・メニコン
・デクセリアルズ
・ゆうちょ銀行
・かんぽ生命保険
・日本郵政
・ベルシステム24ホールディングス
・ツバキ・ナカシマ
・フリュー
の8社。

2015年で最も話題となったのは、やはりゆうちょ銀行、かんぽ生命、日本郵政ではないでしょうか。弊社の転職支援サービスに申し込んでいる方も、その安定感から転職先として関心が高かったようです。

一口に上場企業と言っても市場により傾向が違う

東証1部へ上場した企業の従業員数を見てみると、フリュー社以外は従業員数1000名以上(連結含)と人材の層も厚い。また、上場時の代表者の平均年齢は63歳となっています。

業種で見てみると、

・製造業   4社(メニコン、デクセリアルズ、ツバキ・ナカシマ、フリュー)
・サービス業 2社(日本郵政、ベルシステム24ホールディングス)
・金融業   1社(ゆうちょ銀行)
・保険業   1社(かんぽ生命)

となっています。

一方で、上場社数が最も多かったマザーズを見てみると、連結従業員数でも1000名を超える企業はありません。また、上場時の代表者の平均年齢は46歳と若い。

業種を見てみると、

・情報通信業 20社
・サービス業 19社
・小売業     9社
・建設業         3社
・不動産業    3社
・医薬品           3社
・製造業           3社
・金融業     1社

東証1部で一番多かった製造業については、マザーズでは3社のみ。やはり成長性のある情報通信業、サービス業での上場が多くなっています。

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