M&A(合併・買収)仲介サービス大手のストライク(東京・千代田区、代表取締役社長=荒井邦彦氏)は、6月下旬から中小企業の経営者や会計士・税理士などを対象としたM&Aセミナーを全国で開催する。

M&Aが中小企業でも活用されるようになった現在、事業承継問題を解決する手段として、M&Aは注目されている。ただ、M&Aは事業承継問題を解決するための一手法に過ぎず、経営者の置かれた状況に応じて進め方が違う。中小企業の参謀役でもある会計事務所は、M&Aの具体的なコンサルティングは出来なくても、どのような場合にM&Aを活用すればよいのか、経営者に適切なアドバイスをできるようにしておく必要がある。

こうしたなか、ストライクは6月25日の神奈川・川崎市を皮切りに、東京、大阪、名古屋、福岡、札幌など全国17都市で、中小企業の経営者や会計士・税理士などを対象としたM&Aセミナーを開催する。
企業間の競争激化や中小企業の後継者不在の問題の深刻化を背景にM&Aが注目されるなか、専門家が最新の市場動向や実例などを解説する。

セミナーでは、キリンビールの田村潤・元副社長やタカラ物流システムの大谷將夫・元会長らが特別講演する。ストライクの荒井邦彦社長はM&Aの重要ポイントを解説する。実際に事業を売却した経営者なども講師に招き、体験談を紹介する。参加は無料だが、同社ウェブ上(https://www.strike.co.jp/seminar/2019/20190625.html )での事前登録が必要となる。