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創業(3年)で倒産しないために…!知っておきたい開業準備のオキテ ~店舗コンセプト【作り方】編~

飲食店の開業にとって店舗コンセプトは成功の要否を決めると言っても過言ではありません。そこで、今回は「店舗コンセプの作り方」について紹介します。

店舗コンセプト作りは5W2Hが重要!?

埼玉のオフィス街で居酒屋を開業しようとしているZさんは、飲食店経営者の先輩から開業前に店舗コンセプトをしっかり作ったほうがよいとアドバイスを受けたものの、どのように作成すればよいのか分からず悩んでいました。

店舗コンセプトとはお店の魅力そのものであり、お客様が訪れる理由です。下記のように5W2Hの要素に分解でき、明快で整合性のとれたコンセプトを作り上げることで、お店の魅力は明確に伝わり、長く愛されることに繋がっていきます。逆に店舗コンセプトが不明瞭の場合は、前回のコラム(店舗コンセプト【重要性】)で紹介したオフィス街の居酒屋のような問題が発生してしまいます。

<店舗コンセプトを構成する5W2H>
Who(誰に)・・・・・・・主要客層=ターゲットとする客層
Why(何のために)・・・・お客様の利用動機
When(いつ)・・・・・・営業時間
Where(どこで)・・・・・出店立地
What(何を)・・・・・・業種=主力商品
How(どのように)・・・・売り方のスタイル=お客様の楽しみ方
How much(いくらで)・・メニューの価格

店舗コンセプトを具体的にイメージして書面に見える化しよう!

その後Zさんは、飲食店専門の税理士に相談し、コンセプト作りに役立つ店舗コンセプトシートを教えてもらい、実際に書面に落とし込むことにより抜け漏れなく具体的に検討することができるようになりました。店舗コンセプトを書面に落とし込んでみると、当初考えていた価格帯では立地条件にあっていないことが分かり、商品構成を見直し、立地条件にあう店舗コンセプトを作ることができました。

店舗コンセプトを実際に整理するときに活用するのが5W2Hをまとめたコンセプトシートです。実際にご自身の頭の中に浮かんでいる店舗コンセプトを書面に記載することが重要です。
実際のターゲット客層の利用シーンなどを想定しながら、書面に落としこむことで、立地条件と客単価の矛盾などに気付くことができます。魅力的なお店のコンセプトは明快で整合性がとれているので、お客様にお店の魅力がはっきりと伝わり、長く愛されることに繋がります。

<5W2Hの検討ポイント>

飲食店開業の基本は店舗コンセプト作りから!飲食店の開業で失敗しないためにも、魅力的な店舗コンセプトを作り込むことが大切です。

著者: 水野剛志

Credo税理士法人代表/税理士・経営コンサルタント

富山県出身で醤油屋の次男として誕生。慶應義塾大学商学部卒業後、税理士法人山田&パートナーズ、アビームコンサルティング(株)、OAG税理士法人/㈱OAGコンサルティングを経てCredo税理士法人/Credoコンサルティング事務所を設立。飲食店を専門に開業支援や多店舗展開支援を年間50件以上実施するなど、財務戦略に基づいた飲食店の繁盛店の仕組みづくりに強みを持つ。
■Credo税理士法人
http://credo-tax.com

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