国税庁は2019年12月13日、令和元年度(第69回)税理士試験結果を発表した。それによると前年度の一部科目合格者を含む合格率は、15.3%を2.8ポイント上回る18.1%、合格者の合計は5,388人だった。受験者数は昨年度より1071人少ない2万9,779人となり、受験者数は年々減少しているが、その一方で減少する人数は以前と比べて落ち着いてきている。

国税庁の発表によれば、令和元年度の官報合格者は749人と昨年より77人増加した。昨年度は一部科目合格者数も合わせた合計の合格者数が5,000人を下回ったことで話題になったが、今年度は5,388人と昨年度を大きく上回った。

年齢別に見ると、合格者数は昨年度と比べて「41歳以上」で21人増「36~40歳」で6人増「31~35歳」で25人増「26~30歳」で13人増「25歳以下」で12人増となり、合計77人増加。

学歴別合格者数では、昨年度減少していた「大卒」が563人と今年度は28人増加し、「大学在学中」は4人、同じく昨年度減少した「高卒・旧中卒」は5人増え、51人となった。

令和元年度(第69回)税理士試験結果表

※国税庁発表資料をまとめたもの。

科目別に見るとほとんどの科目で合格率が上がっており、昨年度よりも合格率が下がったのは11科目中「相続税法・酒税法・固定資産税」の3科目だけとなった。(ただし、酒税法と相続税法は昨年度とほぼ変わらず)

次回、令和2年度(第70回)税理士試験は、令和2年8月18日~令和2年8月20日を予定している。