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【シリーズ中小企業の資金調達③】 同じ「オンラインレンディング」も用途によってサービスを使い分ける

インターネットを使った新たな融資サービス「オンラインレンディング」が、世界で注目されだしたのは2010年代に入ってから。日本においては、メガバンクの参入をきっかけに、知られるようにはなってきたが、利用までに至っていない。オンラインレンディングと一口に言っても、種類ごとに理解しないと、サービスの使い方を間違ってしまう可能性がある。そこで、オンラインレンディングのサービスの種類について解説していく。

オンラインレンディングを理解する上で重要になるのが、融資審査をどのように行うかという点。オンラインレンディングの一種の「AIスコア・レンディング」「ソーシャルレンディング」を比較しても仕組みはまったく違う。

そのため、オンラインレンディングは、種類ごとに個別で理解しないとサービスの使い方を間違えてしまう可能性がある。

そこで、オンラインレンディングの種類ごとの仕組みと代表的なサービスを紹介する。

1. 「AIスコア・レンディング」

AIスコア・レンディングは、個人や企業の融資を返済する能力、つまり信用力をスコアリング(数値化)し、そのスコアに基づいて「金利」「融資上限」などが変わるサービスだ。信用力をスコアリングするときは、さまざまなデータを使う。

たとえば、

  • ・年齢・学歴・年収・住所などのプロフィール情報
  • ・不動産の有無や投資歴などの資産に関する情報
  • ・SNSでの発言・行動や友人とのつながり
  • ・ECサイトでの商品の購買状況

など。

サービスを提供する会社によって、用いるデータに違いはあるが、膨大な量のデータを分析して個人や法人の信用力を数値化している。

信用力のスコアだが、一度決まったら将来的に変わらないものではなく、本人及び企業の努力でスコアをアップできる。地道に努力を積み重ねていけば「信用力が高い」と判断され、より好条件で融資を受けることができるのが特徴だ。

2.「トランザクションレンディング」

トランザクションレンディングは、特定のプラットフォーム内での取引データから信用力を測定し、融資するサービス。

この、「特定のプラットフォーム」で有名なのが

  • ・楽天モール
  • ・Amazonマーケットプレイス

これらのプラットフォーム内に出店し、商品売買を行っていれば、プラットフォームを提供する企業と日々の売り上げなどに関する情報を共有することになる。これら取引情報から、プラットフォームを提供する企業が審査を行い、融資していく。

基本的には、プラットフォームを提供する企業は、出店している企業の

  • ・サイトのPV数の変化
  • ・決済回数
  • ・売り上げの変化
  • ・客単価の変化

などのデータを分析し、その店舗のリアルタイムの返済能力を判断し、融資を実行していく。

店舗を出店する側としては、融資を受けるにあたって「審査に時間がかからない」「データはプラットフォームがすべて確認できる」ので資料を作成などに要する手間がないことがメリットだ。

3.「バランスシートレンディング」

バランスシートレンディングとは、ネットバンクや会計ソフトから確認できる入出金データから融資審査を行うオンライン融資サービス。

基本的には、

  • ・会計ソフト内の入出金の情報
  • ・銀行口座の入出金の情報

から審査していく。バランスシートから審査していくため、トランザクションレンディングとバランスシートレンディングは同じ融資方法だと見なされることもあるが、トランザクションレンディングのほうが分析する情報は細かい一方で、バランスシートレンディングの方が分析するデータの網羅性があると言える。

とはいうものの、会計ソフトというプラットフォーム内での入出金の情報なので、バランスシートレンディングとトランザクションレンディングはかなり似ている。
この特集企画をサポートしてくれている株式会社アルトア(東京・千代田区、代表取締役=岡本浩一郎)の「アルトア オンライン融資サービス【ALTOA】」はこの「バランスシートレンディング」に入ってくる。

 

第4回では、今回解説した各オンラインレンディングの具体的サービスについて紹介していく。

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▶第2回 オーナー社長の負担は法人税、所得税のダブルパンチ

▶第3回 会社にかかる税金を知る ~実際の税金はいくらになるのか・・・~

▶第4回 経営者が検討すべき「節税」と「租税回避」「脱税」は全く違う

▶第5回 最低でも決算3カ月前から節税対策を考えておく理由

▶第6回 中小企業経営者の報酬は高めに設定しておくべき理由

Presented by アルトア株式会社
<概要>
アルトア株式会社(東京・千代田区、代表取締役=岡本浩一郎)
『弥生会計』の弥生株式会社の子会社。
「アルトア オンライン融資サービス【ALTOA】」を提供。会計データとAIを活用した新たな与信モデルを開発し、インターネットを通じて小規模事業者向けに、簡単手続き、保証人・担保なし、早期融資のサービスを提供する。
https://www.altoa.jp/

 

著者: KaikeiZine編集部

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