先月「確定申告し放題!」の記事を書いていた時には、「次回(つまり今回)の記事の頃は確定申告が終わった直後だな~」って思っていたのに、まさかの申告期限1ヶ月延長!日に日に日本中が、いや、世界中がコロナの影響を受けていて、本当に、一日も早い収束を祈るばかりです。今日はそんななかで、結果的に自宅開業でよかった点についてお話したいと思います。
突然の休校のお知らせ。うちの場合、長男(高校2年)はもともと2月いっぱいで修了で、3月には進級のクラス発表や教科書を買いに行くだけの予定でしたので、ほぼ影響はなかったのですが、次男(中学1年)は3月に期末テスト、そして修了式の予定でした。
期末テストの10日前になっても全然勉強している様子がなく「1週間前に慌てることになるよ!」なんて言っていたのに、テスト1週間前には休校が決まり、次男大喜び…(苦笑)。突然のことで、小学校低学年などの小さなお子さんがいらっしゃる方は、本当に色々ご苦労されていると思います。
そして外出を控える人が大勢のため、飲食業界、旅行業界、様々な業界が苦しい状況になっています。逆に、マスクや消毒液を作っている会社はいつもの何倍も売上があるでしょう(事態の収束は願いつつも)。私の顧問先さまにも飲食店があるので助成金のお話をしたり、ほかの会社においてもリモートワークを取り入れる場合の補助についてお話したりなど、今回のことで顧問先さまの資金繰りが厳しくなることのないよう、アンテナを張っています。ただ、自分自身(税理士業務)の売上に影響はありません。この時期にセミナーの依頼がたくさんあったりしたらおそらくほぼすべてキャンセルになり影響を受けたと思うのですが、確定申告セミナーは終えた後でしたし、セミナーの依頼が1件もない時期でした。
非常勤講師を務めている大学院では、卒業式も入学式も中止となりました。卒業式には私も参加してゼミ生と最後に集まりたかったのですが叶わず、残念です。
今回このようなことがあって、実感しているのが、「自宅開業していてよかったなぁ~」ということです。リモートワークもなにもありません。家の、この一角(事務所としている部屋)が私の仕事場。子ども達とamazonプライムで無料映画を見たり、ご飯の準備をしてお昼を一緒に食べたりしつつ、すぐに仕事にも取り掛かれます。(子どもが小さいとそれも大変だと思いますが。)従業員もいません。お客様によってはご訪問は控えた方がいいのかな?(そしてテレビ会議や郵送でやりとりをするなど)と思いましたが、私自身は電車に乗ってご訪問することに全く抵抗はないし、今のところ「会うのを控えたい」という顧問先様は1名もいらっしゃらないので、いたって通常通りです。ただし事態が今後どう変化するか分からないので、どのようになってもご対応できるように環境は整えなくてはと思っています。もし勤務していたり、開業でも遠くに事務所を構えていたら、リモートワークや時差出勤などの必要があったかもしれません。また、従業員を雇っていたら、その方の働き方について考える必要もあったと思います。それもやりがいあるし、やらないといけないのだけど、今は、「ほぼ通常通り」でいられることが、1人自宅開業事務所の強みとも言えるのかなと思います。
でもまぁこんな事態はそうそう起こることではないので(ないと信じたい)、それだけを理由に「自宅開業がいいよ!」とは言いませんが…。
最後になりますが、今回の影響で、廃業などに追い込まれるお店や会社が一件でも少なくすむよう、みなさまにはなんとか踏ん張って持ちこたえていただきたいと思います。私も税理士として、一人の消費者として、まずは私の関わる方々のお役に立てるよう行動していきます。(最初は喜んでいた息子たちも今ではお休み続きに飽きているようです。)
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