初めまして、東京都の練馬区で、18名の会計事務所を経営しております、公認会計士・税理士の矢﨑誠一です。関わる全ての人を笑顔にして幸せにしたいという想いから「笑顔を結ぶ幸せの懸け橋」という理念を掲げて経営しており、スタートアップ企業の支援、飲食店繁盛支援、資金調達支援、相続税申告を強みとして、個人から中小企業まで幅広く支援しています。現在、劣等感を抱えながら会計士を目指して一生懸命頑張っている会計士受験生、成績が伸び悩み、会計士を目指すのを半ばあきらめかけている会計士受験生、これから会計士試験を目指すか悩んでいる方…そんな皆さまに向けて、会計士試験に受かるためのノウハウを話していきたいと思います。
1.受験背景と独自の勉強方法確立の経緯
私はTACという専門学校に通い、入門期から毎日10時間以上勉強しました。しかし、いくら勉強しても優秀な周りの人間に成績で追いつくどころか、偏差値30の超落ちこぼれでした。1回目の短答式試験の1ヶ月前までの全ての試験で偏差値30あたりを彷徨っていました。この時点では私自身も、私の周囲も、私の合格は絶望的だと考えていましたが、こんな人間が1回目の短答式に合格、2回目の論文式試験で合格しました。
これは、奇跡でもなんでもないのです。あるテクニックに基づいて勉強してきただけです。バカが会計士試験に合格する方法を死ぬ気で考えた結果、得られたテクニックです。精神論でもまやかしでもありません。バカが論理的に受かるためのノウハウ集です。是非、自分は凡人だと思っている人にこそ読んで頂き、血肉に変えて会計士試験に合格した暁には、会計士として一緒に沢山の経営者を助けましょう。
さて、今回は、私がどんな人間か、そして何故会計士を目指すことになったのかを簡単に説明します。
立教小学校出身でエスカレーターで大学まで受験知らずで生きてきました。大学4年間は、基本、サークル活動が中心の生活。イベントの企画などがメインで、飲み会の企画、お笑いのコントなど人を楽しませる事ばかり考えていました。大学の授業も出席していなかったし、試験期間以外は勉強などしていませんでした。
そもそも自分は左脳派か右脳派かと言われたら、間違いなく右脳派です。サークルでも常に企画を考えるのが自分の役目であり、クリエイティブな発想を得意としていました。ですから、広告やイベント会社などに入るのが、一番自分の力を発揮できると思っていました。
そんな私がなぜ会計士の道を歩んだのか。
まず、反抗期で母親に暴言を吐いて家を出た20歳のある日、母親が、くも膜下出血により、突然、亡くなったのがきっかけです。母親との思い出を振り返って、立派に育ててくれた事に対する感謝の気持ちでいっぱいになり、その感謝の気持ちを伝えらえない悲しみを経験しました。その時、今からでも天国の母親が喜んでくれるような事を成し遂げて親孝行したいと考えていました。
そんな中、就職活動時期になって、突然父が「会計士という資格があるからやってみないか」と話して来ました。簿記のボの字も知らない自分にとってはびっくりしたのですが、難関試験である会計士試験に受かる事が、父と母への親孝行になるかもしれないと思いました。
また、当時、自信を喪失しており、努力は絶対に報われないと思うほどにネガティブな人間となっていました。高校では陸上競技で花を咲かせるつもりでしたが、練習では結果を出せるのに、本番で実力を出せない日々が続いていたからです。うまくいかないことを他の人よりもっと練習してカバーしようとオーバーロードトレーニングをしてしまい、その結果けがばかりで、しまいにはヘルニアになってしまいました。(ちなみに、この失敗が後の会計士試験勉強に役に立つのですが。)ここで絶望を味わい、気づいたらネガティブ思考になり、自分はいくら努力しても成功しない運命なのだと思うようになりました。
このままでは人生がつらい。どうにかネガティブな自分から脱皮したいと思っていました。もし、この会計士試験に受かったら、ポジティブに生まれ変わる事ができるかもしれない。
というわけで会計士試験の受験を決意。そんな流れで、勢い余ってさっそく入門期から10時間以上勉強開始。しかし、勉強すれどもすれども成績は上がりません。偏差値は30前後を安定的に推移していました。勉強したことも、1日経ったらことごとく忘れる繰り返しの日々で、自分のバカさ加減にほとほと嫌気がさしていました。このとき、このままじゃ絶対受からないと確信しました。
そこで、勉強方法を変えなければならないと考え、徹底的に勉強方法を研究する事になったのです。もちろん、最初から勉強方法が確立できたわけではありません。何度も何度も修正して独自の勉強方法にたどり着きました。
その内容を次回以降、少しずつ解き明かしていきたいと思います。
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