新型コロナウイルスの影響は監査業界にも及び、2020年版の下半期を直撃する事態となりました。在宅監査を余儀なくされ、業務へ多大な影響を及ぼしましたが、収入へはどういった影響が及ぼされたのでしょうか。
1. 2020年版 法人別業務収入
〇業務収入の順位は変わらず、トーマツとPwCあらたの高収益体制目立つ
新型コロナウイルスが直撃した今期ですが、いずれの法人においても順調な増収という結果になりました。
業務収入について、トーマツ→あずさ→EY新日本→PwCあらたという順位は変わりませんでした。監査証明業務は、EY新日本→あずさ→トーマツ→PwCあらた、非監査証明業務がトーマツ→PwCあらた→あずさ→EY新日本という順位になる点についても前年度通りです。
営業利益はPwCあらたが高収益体制、あずさがそれに続き、トーマツ、EY新日本という順番になる点も変わりません。
ただし今年度はトーマツの当期純利益が改善し、額はBIG4トップでした。収入規模の違いから、利益率はPwCあらたが変わらず1位です。
トップに君臨するトーマツ、トーマツを追いかけるあずさ、監査証明業務に抜きんでた新日本、非監査証明業務に抜きんでたPwCあらたという構図は今年も変化ありませんでした。