2020年(令和2年分)の年末調整から、書類をパソコンやスマートフォンで作成して提出できるシステムが導入されました。マイナンバーカードを利用したシステム「マイナポータル連携」も利用すれば、必要書類が電子データで届くため書類紛失の危険性がなく、自動的に該当箇所に金額が入力されるため、届いた書類を見ながら転記する必要もなく、保険料等の細かい計算が自動で済むため計算を間違える心配がなくなるなど、利点満載。年末調整書類をパソコンで作成・提出する仕組みを見てみましょう。

・無料の年調ソフトを手に入れよう

年末調整の申告書を作成するための「年調ソフト」は、国税庁ホームページで無償で手に入れることができます(https://www.nta.go.jp/users/gensen/nenmatsu/nencho.htm)。

Windows版、Mac版、スマートフォン版(Android版及びiOS版)があり、Android版はGoogle Play、iOS版はAppStoreからそれぞれダウンロード可能です。

手順に従ってインストールしアプリを立ち上げると、以下のような画面になります。

●Windows版 年調ソフト画面

●スマートフォン(Android)版 年調ソフト画面