令和3年、2021年が始まりました。今年第一回目は、初心に帰り、改めてビジネスモデルの根本である「差別化」について掘り下げます。新たなこの一年で新規事業の立ち上げをと考えている方は必読です。

差別化とは何か

差別化ができている、できていないとよく言われますが、そもそも何があれば差別化ができていると言えるのでしょうか?
それは、利用者(顧客)側から見て明らかに違いがあると判別できること、この1点です。

どれほど機能面やコンテンツの違いがあると自負していたとしても、利用者側から同じと認知された時点でそこに差別化は存在しません。
例えば、昨年大きく盛り上がった「デジタル化」。さまざまなビジネスにおいてデジタルへの置き換えが進みました。いわゆる「DX」ですね。

AIやIoT、動画配信などこうした新しい技術は、それを採用すればそれだけで何とかなりそうなイメージがありますが、そうではありません。どれだけデジタル化したとしても、そのサービス自体は何もかわっていないからです。

差別化の3つのポイント

差別化には基本中の基本とも言える3つのポイントがあります。

  1. 新規性
  2. 優位性
  3. 限定性

1. 新規性

これは詳しく述べるまでもありませんね。
新しい機能やコンテンツが商品やサービスにあるかどうか、ただこの1点です。
例えば、今、広がり始めているスポーツマッサージ。

ケッズトレーナー
https://ks-trainer.co.jp/
マッサージといえば、リラクゼーションや整体など多岐に渡りますが、「ケガの予防」という観点はこれまでありませんでした。スポーツする際にケガをしたくない。この利用者側に気持ちに沿った新しさです。