資産運用を始めようと考えている初心者には、知っておいた方が良いことがあります。その押さえるべき重要ポイントと、おすすめの資産運用を種類別に解説します。

「資産運用を始めたいけど、初心者におすすめのものが分からない…」

そんな考えをお持ちではありませんか?

資産運用にはさまざまな種類があり、初心者におすすめできるものも、もちろんあります。

しかし、初心者には資産運用を始めるときに、まず知っておいた方が良い大切なことがあります。

それを知っておけば、最初から大きな損失を出してしまう危険を減らせるでしょう。

そこでこの記事では、資産運用を始めようと考えている初心者の方に向けて、

  • 資産運用で大切なこと
  • おすすめの資産運用
  • 知っておいた方がいい資産運用の種類

を解説します。

初心者が資産運用で大切にすべきこと

まずは、初心者が資産運用をするときに大切なことを解説します。

リスク管理をしっかりとしておく

資産運用は、円預金や外貨預金、保険商品などの金融商品で、自分の資産を増やすものです。

そして、初心者が資産運用をする上で大切なのは、リスク管理をしっかりとしておくことです。

資産運用において、リスクは「危険」という意味ではなく、「リターン(収益)が不確実であること」を指します。

リスクとリターンは表裏一体の関係にあり、リスクが低いほどリターンも小さく、リスクが高いほどリターンも大きい傾向にあります。

こうしたリスク管理をしっかりとしておかないと、自分の資産を増やすどころか大きな損失を出してしまうおそれもあるのです。

では、どのようにリスク管理をすれば良いのでしょうか?具体的には、

  • 資産運用に回す資金額を決める
  • 長期・積立・分散投資を心がける

などが挙げられます。

1. 資産運用に回す資金額を決める

「資産運用に回す資金額を決める」については、まずは自分の資金を、

  • 食費など生活に必要な資金
  • その他、教育など使い道が決まっている資金
  • 当面使う予定のない余剰資金

の3つに分類します。

この3つの中で「当面使う予定のない余剰資金」であれば、資産運用に回すことが可能だと思います。

2. 長期・積立・分散投資を心がける

「長期・積立・分散投資を心がける」についても、それぞれ解説します。

「長期投資」については、長期的な視点で資産運用を行うことで、長い年数で得た利益を再投資して次の利益を生むという、「複利効果」が期待できるようになります。

「積立投資」については、毎月や毎週、毎日など一定額の投資を長期間継続することで、価格が高いときに少なく、安いときには多く購入することができるようになり、平均購入単価を下げる効果が期待できます。

「分散投資」は、1つの資産にだけ投資するのではなく、投資先を分散する方法です。

分散先としては、

  • 株式や預金、投資信託など複数に分散する「投資対象」
  • 日本だけでなく世界も対象とした「投資地域」
  • 投資タイミングを分散する「投資時期」

の3つがあります。

さらに、損失に対する考え方も決めておくとよいでしょう。

損失が出た際に、狼狽してすぐに資産運用を諦めるのではなく、損失の許容範囲を事前に決めておくことで、冷静な対処ができるようになります。

加えて、リスクが低い資産運用を選んだとしても損失する可能性があるという認識を持つことも、大切です。

必ず少額から始めていく

初心者が資産運用をする際は、必ず少額から始めていきましょう。

資産運用は、100円から始めることができるものもあり、さらには楽天ポイントなどのポイントを使って始めることができるものもあります。 

少額から始めれば、リスクも低く気軽に始めることができるでしょう。

たとえ資産運用に回すことができる余剰金が多かったとしても、知識が乏しい初心者の段階で最初から大金を投じてしまうと、大きな損失を出す可能性も高く、精神的な負担となってしまうおそれがあります。

それを防ぐためにも、まずは少額から始めるようにしましょう。

初心者におすすめな資産運用

ここでは、初心者におすすめな資産運用を3つ紹介します。

NISA

NISAは、資産運用で得られた利益が非課税となる少額投資非課税制度です。

通常では、資産運用で得られた利益には約20%の税金がかかります。

しかし、NISAを活用することで税金がかかることなく資産運用ができるようになります。

 

NISAには、「一般NISA」と「つみたてNISA」の2種類があり、違いは以下の表のとおりです。

一般NISA つみたてNISA
非課税保有期間 5年 20年
年間非課税投資額 120万 40万円
取扱商品 上場株式、ETF(上場投資信託)、公募株式投信、REITなど 長期、積立、分散投資に適した一定の投資信託
※金融庁への届け出が必要

(2024年以降、一般NISAは非課税対象および非課税投資枠が見直され、2階建ての「新しいNISA」に変わります。)

(参照:NISAとは?:金融庁

なお、NISA口座の開設は1人1口座までです。

NISAは毎月100円という少額から始めることもできるので、初心者にもおすすめです。

iDeCo

iDeCoは、個人型確定拠出年金のことで、自分で毎月一定額の掛け金を拠出して資産運用し、その成果を60歳以降に年金として受け取る制度です。

iDeCoもNISA同様、運用で得られた利益に対して、税金がかかりません。

さらに、iDeCoは掛け金を全額所得控除できるため、所得税や住民税の負担を軽減することもできます。

iDeCoは年金ということもあり、原則60歳まで引き出すことができませんが、毎月5,000円から始めることができるので、初心者にもおすすめです。

ポイント投資

ポイント投資は、普段の生活の中でなじみのあるポイントを利用して、資産運用ができるサービスです。

楽天ポイントやTポイント、LINEポイントなどのポイントを、株式や投資信託への投資に回すことができ、現金を使わないので気軽に始めることができます。

最初から投資に現金を使うのが不安という方は、まずはポイント投資から始めることをおすすめします。

ポイント投資も少額から始められるため、初心者にもおすすめです。

初心者も知っておいた方がいい資産運用

次に、初心者が知っておいた方がいい資産運用として、以下の3種類を紹介します。

円預金

自分の資産を銀行や信用金庫などの金融機関に預けることで、預けた期間や金額に応じた利息を得る円預金も、資産運用の1つです。

円預金には、

  • いつでも入出金できる普通預金
  • 一定期間引き出しに制限がかかる代わりに、普通預金よりも金利が高く設定されている定期預金

などがあり、元本保証があることが特徴です。

万が一金融機関が破綻しても、預金保険制度(預金保険制度:金融庁)により、預金者1人あたり、1金融機関ごとに元本1,000万円までと破綻した日までの利息などが保護されます。

円預金は、元本保証があるもののほかの資産運用と比べると金利は低く、ローリスク・ローリターンですが、初心者が最初に取り組む資産運用としてはおすすめです。

保険

保険は、万が一のときの備えとして加入するものというイメージがあるかもしれませんが、貯蓄型の保険では資産運用もできます。

資産運用ができる保険としては

  • 終身保険
  • 養老保険
  • 個人年金保険
  • 学資保険

などがあります。

また、上記で挙げた保険の場合、支払っている保険料は生命保険料控除の対象(生命保険料控除|国税庁)であるため、所得税や住民税の節税効果が期待できます。

保険は早期に解約すると元本割れを起こすおそれがありますが、円預金よりも金利は高く、税制面でも優遇を受けることができるため、初心者は知っておいた方がいい資産運用です。

外貨預金

外貨預金は、日本円ではなく、外国通貨で預金するもので資産運用の1つです。

円預金よりも金利が高く設定されており、為替の動き次第で大きなリターンが得られますが、損失が出る可能性もあり、元本割れすることもあります。

さらにまた、円預金とは異なり、外貨預金は預金保険制度の対象外となっています(預金保険制度で保護される預金等は?)。

つまり、外貨預金は円預金よりもリターンが大きいですが、その分リスクも大きいため、初心者初心者の人が最初に始めるのにことはおすすめとはいえません。

しかし、資産運用に慣れてきたときに、次のステップで始める資産運用の1つとして知っておいた方が良いといえます。

まとめ

初心者が資産運用をするときに大切なことやおすすめな資産運用、知っておいた方がいい資産運用を解説してきました。

投資初心者は、

  • リスク管理をしっかりする
  • 必ず少額から始める

のを大切にすることで、最初から大きな損失を出すリスクを減らせます。

その上で、NISAやiDeCo、円預金や保険などといった資産運用に挑戦していきましょう。


 

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