商工会議所が提供する経営支援サービスは多岐にわたりますが、経営者がその活用方法を把握しておらず活用しきれていません。そこで今回は商工会議所について説明します。
商工会議所は、中小事業者の経営の頼れる駆け込み寺!?
都内でイタリアンを1店舗経営としているyさんは、開業して2年目でありお店は少しずつ軌道に乗っていますが、トラブルが発生した場合に、相談ができる相手がおらず困っていました。
お店を経営していると様々な問題が発生します。
経営相談ができる人が身近にいればよいですが、中小事業者(特に小規模事業者)の場合、経営相談をできる人脈や資金がなく誰にも相談できず困っているケースが多くあります。
そんなときにおすすめしたいのが商工会議所です。
商工会議所とは、商工会議所法に基づき設立された特別認可法人で「中小企業の活力強化」と「地域経済の活性化」の実現を目的に組織されており、下記のサービスを行っております。
特に経営相談では、弁護士、税理士、社労士、各種コンサルタントなどの専門家が、無料で相談に乗ってくれるので、困った場合の駆け込み寺となっています。
<商工会議所が行うサービス>
・創業支援、経営相談
・融資、補助金支援
・販路拡大、商品開発支援
・人材確保、人材育成支援
・各種共済、保険制度
・福利厚生サービス
・セミナー、イベント開催
・ビジネス交流
・各種検定試験
商工会議所を飲食店の経営に活用しよう
その後yさんは、飲食店専門の税理士に相談し、商工会議所の活用方法について教えてもらいました。
商工会議所へ足を運び、お店の設備投資に必要な資金の相談にのってもらい、マル経融資を受けたり、小規模事業者持続化補助金を獲得したりすることができました。
商工会議所の行うサービスのうち、小規模事業者(飲食店の場合、常時使用する従業員の数5人以下)に特におすすめしたいのが、融資と補助金です。
融資についてはマル経融資という日本政策金融公庫から無担保・無保証、かつ低金利で借り入れができる制度があります。
また、小規模事業者持続化補助金を中心に補助金の申請支援も行ってくれます。
どちらの場合も、専門家からのアドバイスを受けながら、事業計画書を作成できるので、融資や補助金のためだけでなく、自社の経営改善にも活用できます。
商工会議所のサービスは、地域によっても異なりますが、非会員でも利用できるものがいろいろあります。
まずは、最寄りの商工会議所が行う無料サービスを利用してみて、役立ちそうなものがあれば会員になることを検討すればよいでしょう。
経営相談できる相手に困った際には商工会議所の検討から!最寄りの商工会議所へ足を運んで相談をしましょう。
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