毎年必ず支払わなければならない住民税ですが、PayPayで支払うことができるのでしょうか?ポイント還元があるのか、またデメリットがあるのかなども含め、解説します(読了時間:約3分)。

住民税(市民税・県民税)をPayPayで支払える?

結論から言うと、固定資産税や自動車税など多くの税金と同じく、住民税もPayPayで支払うことができます。

ただし固定資産税や住民税などの地方税に関しては、PayPayでの支払いに対応していない地方自治体もあるので、まずは以下の公式サイトで確認をしてみましょう。

https://paypay.ne.jp/bill-payment/local/

PayPayで税金を支払うとポイント還元はある?

2022年4月からの変更で、税金の支払いによるPayPayでのポイント還元はなくなっています。

ただし、PayPay関連のサービスを使うことで、ポイントの還元率が上がっていく「PayPayステップ」の条件達成の支払い回数・金額としては、カウントされます。

PayPayで税金を支払う方法

PayPayで税金を支払う場合、「PayPay請求書払い」を使います。

「PayPay請求書払い」は、電気・水道・ガス料金といった公共料金や税金の請求書・払込票などに記載されたバーコードやQRコードを、PayPayのアプリで読み取って支払いを行います。

支払い方法は以下の2つです。

  • PayPay残高(PayPayマネー)
  • PayPayクレジット

それぞれのメリットと注意点を見ていきましょう。

PayPay残高(PayPayマネー)で支払う

PayPay残高は、銀行口座・ATM・Yahoo!フリマなどの売上金からチャージしたPayPayマネーと、クレジットカードやソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからチャージしたPayPayマネーライトの2種類があります。

税金支払いにはPayPayマネーが使えます。

PayPayマネーを使って税金を支払うには、以下のメリットがあります。

  • 手数料がかからない
  • PayPayステップの条件達成にカウントされる

一方で、注意点もあります。

  • PayPayマネーライト(ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い、クレジットカードでの残高チャージ)やPayPayポイントでは支払えない
  • 銀行口座との連携には本人確認が必要

PayPayクレジット(旧あと払い)で支払う

PayPayクレジット(旧あと払い)とは、PayPayで当月に利用した金額を、翌月にまとめて支払えるサービスです。

このサービスで税金を支払う場合、以下のメリットがあります。

  • 事前にPayPay残高へチャージする必要がない
  • 翌月1回払いなら手数料はかからない
  • PayPayステップの条件達成にカウントされる
  • 一括、分割、ボーナス、リボ払いから選べる

一方で、やはり注意点もあります。

  • 事前に登録が必要
  • あと払いからチャージしたPayPay残高では支払えない

PayPayで税金を支払うデメリットはある?

ポイント還元はありませんが、PayPayで税金を支払う場合のデメリットはありません。

以下の点に注意すれば、キャッシュレスですし、手数料もかからず便利に支払うことができます。

  • 領収書や納税証明書は発行されない
  • コンビニエンスストアなどの店頭での支払いはできない
  • 毎月第3日曜日0:00から6:00までは、地方税統一QR(eL-QR)の定期メンテナンスのため利用できない(コード払いでの支払いは可能)

まとめ

この記事では、住民税がPayPayで支払えるのか、ポイント還元、支払い方法などについて解説しました。

銀行やコンビニに出向くことなく、スマホ1台で決算できるのは便利ですよね。

また昨今高額になりがちな税金は、手数料を節約してちょっとでもお得に支払いたいものです。

住民税の支払い時に参考にしてください。

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