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税理士の年収・キャリアパス A to Z!

会計事務所で働いていても業界の平均年収がどれくらいか知らないことがほとんど。資格者か無資格者かでも異なるが、キャリアチェンジなども考えた場合、相場などはおさえておきたいところだ。そこで、会計人のキャリア支援を手掛ける株式会社レックスアドバイザーズ キャリアカウンセラーの金子絵里さんに話を聞いた。

―税理士資格者と税理士試験科目合格者で、年収に違いはありますか?

当然資格の有無によって年収に差が出ます。ただし、就職先の規模や会計事務所か一般企業なのかによっても年収は変動しますし、同じ税理士でも年齢やこれまでのキャリアによっても違います。一概には言えませんが、20代の税理士は非常に少なく業界内でのニーズが高いので、同年代の科目合格者と比べて年収目安は高めです。
また、年収だけではなく、やはり肩書きがあるのと無いのとではお客様の信頼度も変わってきます。

(Rex調べ)
(Rex調べ)

―「未経験で会計事務所に転職するボーダーラインは40歳」と聞いたことがあります。

経験やスキル次第では、40代、50代でも転職は可能です。年齢が高くなると、書類選考で苦労する人が少なくありませんが、当社のような人材紹介会社を利用し、転職に成功した事例もあります。一般企業に転職したケースですと、「役職定年で仕事が変わってからやりがいを感じなくなった」という話も耳にします。定年退職してから税理士として独立しようとしても、新たに顧問先を開拓する必要があり、苦労する可能性が高いとも聞きます。40代、50代になってからの転職は、キャリアによって大きく待遇が変わってきます。市況も大きく影響しますので、検討している方は、私たちのようなキャリアカウンセラーに相談いただくのも手です。

― 女性が働きやすい職場を見つけるポイントは?

まず、福利厚生をチェックしましょう。ポイントは、社内組織がしっかりしているかどうか、定着率がよいか、分業化しているかの3点です。産育休暇取得の実績やノー残業デーの設置、フレックスタイム制の採用など、フレキシブルな働き方に理解があるかどうかは働きやすい環境かどうかを見極める大切なポイントです。また、税理士の独占業務は税理士に、それ以外の事務作業などはパートさんに任せている職場はホワイトな法人が多いです。ほかにも、男女比が1対1くらいなら、働きやすい職場である可能性が高めです。

税理士業界は狭く、良い噂も悪い噂もすぐに広まります。会計事務所で働く知人や資格学校の友人、教職員などから情報収集してみましょう。当社のような人材紹介会社も詳細な情報を持っています。

―税理士業界への就職を目指すなら、個人事務所と税理士法人、どちらがいいですか?

個人事務所もピンキリですが、多くの場合、長く勤めてもあまり年収は上がらないようです。というのも、売上げが上がらなければ給与を多く支給できないわけで……。個人事務所では成長性に限界があります。収入が一定なのに、支出分の給与を上げ続けることはできませんよね。

もちろん、地元に根差した事務所や所長の信念がしっかりしていて、やりがいのある事務所もあります。自分にぴったりのところがあれば、そこを受けるべきです。昇給などを気にするのであれば、個人事務所を受ける前に大手法人・中堅法人にも目を向けてみるとよいでしょう。

<お話>
株式会社レックスアドバイザーズ
キャリアカウンセラー
金子 絵里(Eri Kaneko)

税理士、科目合格者、公認会計士の転職サポートを得意とし、1人ひとりの志向やライフスタイルに合わせたマッチングを実現。レックスアドバイザーズは会計事務所、コンサルティングファーム、一般企業の非公開求人も多数保有。
https://www.career-adv.jp/

著者: KaikeiZine編集部

KaikeiZine

租税調査研究会が監修する税金・会計の総合ニュースメディアです。税金・会計に関するさまざまなニュースを、わかりやすくお届けします!
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