簿記検定に合格するためには多くの勉強時間が必要となってきます。3級・2級・1級への合格に向けて、そのくらいの学習時間が必要なのでしょうか。本記事では必要な勉強時間や難易度、合格率について解説しています。

この記事の目次

簿記3級合格に必要な学習時間は50~100時間

日商簿記3級の合格には、講座を受講する場合で約50〜100時間程度の勉強時間が必要です。

自分で独学で勉強する場合は、もう少し長い時間がかかることがあります。

大体100〜150時間程度を見込んでおくと良いでしょう。

簿記3級の内容と難易度

日商簿記3級の試験では、基本的な商業簿記の内容が出題されます。

工業簿記などは含まれず商業簿記の範囲も狭いため、初めて簿記を学ぶ人でも合格を目指しやすい難易度と言えます。

簿記3級の合格率

簿記3級の試験の合格率は、通常40〜50%ほどです。

第158回と第159回の合格率は低かったですが、これは試験形式と出題内容の変更が影響しています。

その後は再び40〜50%前後に戻っていますので、あまり気にしすぎる必要はありません。

ただし、合格者の半数かそれ以上が不合格という状況なので、基本的なレベルでも計画的な学習が必要です。

簿記3級合格までのステップ

簿記3級の受験者の中には、初心者の方も多くいます。

初めてこの試験に挑戦する場合、まず大切なのは簿記の特有な概念や仕訳の基本ルールを理解することです。

では、どの程度の理解が合格の基準になるでしょうか。

一つの目安は、自分の言葉で説明できるかどうかです。

例えば、最初に学ぶ簿記の5つの要素、「資産、負債、純資産、収益、費用」について、それらが何を意味するか、問題を解く際にどのように関連してくるか、説明できますか。

すべてを丸暗記する必要はありませんが、ただ知識を得るだけではなく、理解を深める努力をしてください。

学んだことを簡潔に説明できるようにすることが大切です。

また、反復学習を忘れずに行いましょう。

教材を使って基本的な情報を学んだ後、問題を解いたり他人に説明したりしてみてください。

このアウトプット作業が、あなたの簿記のスキルを向上させる手助けになります。

3級で勘定科目や仕訳の基本をしっかり身につけると、2級を目指す際にもスムーズに進めることができるでしょう。

簿記2級合格までに必要な学習時間:100~200時間

日商簿記2級の合格には、一般的に「3級の知識を持っていること」が前提となります。

もし講座を受講する場合、おおよそ100〜200時間程度の勉強時間が必要です。一方、独学の場合は150〜250時間ほどの長い時間を見積もる必要があります。出題範囲が3級よりも広くなるため、計画的な学習が重要です。

簿記2級の内容と難易度

日商簿記2級では、商業簿記に加えて工業簿記が含まれるようになります。

商業簿記は外部から商品を仕入れて販売する企業を対象とするのに対し、工業簿記は企業内で製造した製品の販売を扱います。そのため、原価計算など新しい知識の習得が必要です。

この2級の資格は、多くの企業が経理部門のスタッフに求めるレベルです。

取得することで、就職や転職の際に有利になることがあります。

簿記2級の合格率

簿記2級の合格率は、おおむね15〜30%前後です。

3級の40〜50%前後と比較すると、難易度が高いことが分かります。

2級の合格率は試験回数によって大きくばらつきがあり、10%以下になることもあります。

ゆとりを持って合格するためには、計画的な勉強が重要です。

簿記2級合格までのステップ

2級の試験では3級で習った基本的な知識を前提に出題されるので、3級で学んだ基礎知識がある場合、効率的に学習を進めることが可能です。

3級との大きな違いは、工業簿記の出題です。

工業簿記は商業高校のレベルで学ばれる内容で、一定の勉強量と問題解決のコツを身につける必要があります。

ただし、工業簿記の出題範囲は基本的な内容に限られるため、基礎をしっかりと理解することが重要です。

基礎を固めれば、確実に点数を獲得できますので、その分野を得意にしましょう。

簿記2級は3級に比べて内容が広く、難易度も高まりますが、3級の基礎があるためゼロから始めるわけではありません。

2級の知識を段階的に積み重ねるイメージで、合格への近道を進んでいくことが大切です。