会計業界の良書をセレクト、著者にその見どころを直撃する「会計人ライブラリー」。今回は東大卒業後、仏教講師を経て税理士事務所を開業という面白いキャリアを持ち、これまでいくつかの著書を執筆してきた、愛知の斎尾裕史税理士事務所・斎尾裕史代表の『東大卒税理士が教える 個人事業主・フリーランスの節税の新常識』をご紹介します。
東大卒税理士が教える 個人事業主・フリーランスの節税の新常識
斎尾裕史
(同文舘出版・発売日: 2023/1/10)
https://www.dobunkan.co.jp/books/detail/003287
著者本人が語るこの本のみどころ
Q. 本を書こうと思ったきっかけはなんですか?また、メインのターゲットについて教えてください。
A. 個人事業の方で、売上が1,000万円くらいになると、法人成りを検討する方が増えてきます。
たしかに法人成りをすると税金は安くなりますが、それ以上に社会保険料の負担が増えることを知らない方ばかりです。
そのような方をターゲットに、社会保険料で損をしない法人成りの方法をお伝えしたいと思い、本書を執筆いたしました。
Q. 本の一番のアピールポイントは?
A. 一般的な「節税本」は、税金のみを対象としていますので、社会保険料も含めて本当に「手取り」が増えるかは検討していません。
本書では、最終的な「手取り」を最大にする方法を徹底的に検証してご紹介しています。
Q. 本を読んだ読者に、どんな変化が起きてほしいと思いますか。
A. 私が関与している個人事業主で、本書の手法によって手取りが70万円程度増加しているケースもあります。
読者の多くの方が、数十万円の手取りアップが可能になると期待しています。
Q. 特におすすめしたい章はありますか。理由もあわせて教えてください。
A. 2章に書かれている手法が可能であれば、大幅に手取りを増やせますので、ぜひ読んでいただきたいです(その手法が難しい場合は、1章の内容となります)。
Q. 自著以外で、おすすめしたい税務・会計本を教えてください。
A. 『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』
税理士・大河内薫 / 漫画家・若林杏樹
(サンクチュアリ出版)
Q. なぜその本をおすすめしてくださいましたか?
A. 個人事業を始める方に必要な税金の知識が、マンガで分かりやすく解説されています。
税理士に確定申告を依頼される場合も、この書籍に書いてある内容を知っておいていただけると、税理士が助かります。
著者紹介
氏名 | 斎尾 裕史 |
プロフィール | 斎尾裕史税理士事務所所長、税理士、中小企業診断士、MBA。 東京大学卒業後、仏教講師、会計事務所勤務を経て、2012年に税理士事務所を開業しました。個人事業、法人合わせて200社以上の顧問を務めております。 本書以外に、「東大卒税理士が教える 会社を育てる節税の新常識」など4冊の著書があります。 |
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