会計業界の良書をセレクト、著者にその見どころを直撃する「会計人ライブラリー」。今回は、税理士という枠にとどまらず、関与先のビジネス全般への支援にも積極的に関与するあさがお税理士事務所・伊藤貴文代表による、「短期でなくてもいいから、確実に合格できるような勉強法を望む」受験生に送る『税理士試験(消費税法)で確実に合格するための3ステップ』をご紹介します。

あさがお税理士事務所・伊藤貴文代表

氏名 伊藤貴文
プロフィール あさがお税理士事務所・代表税理士

都内税理士法人に9年勤務する。
令和4年1月、東京都渋谷に創業期・成長期の税務支援に強みを持つ税理士事務所を開業。
創業支援サイトを共同運営する形で創業に関わる情報提供をしたり、書籍出版や経営支援、資格取得支援を行う株式会社を運営したりと、税理士という枠にとどまらず、関与先のビジネス全般への支援にも積極的に関与する形で業務を展開している。

事務所・法人のご紹介 あさがお税理士事務所

創業期・成長期の支援に強みを持つ税理士事務所です。
事業を始めたばかりの法人様や法人成りを考えている個人様にとってベストな選択ができるよう、全力で併走支援を行っています。
税務だけにとどまらず、経営全体について相談できるパートナーとしての立ち位置を心掛けています。

税理士試験(消費税法)で確実に合格するための3ステップ: 短期でなくてもよいから確実に合格したい方のための合格戦略税理士試験(消費税法)で確実に合格するための3ステップ:短期でなくてもよいから確実に合格したい方のための合格戦略
伊藤貴文
(株式会社ファースト・ステップ/発売日:2022/08/25)
https://firststep12345.com/book1/

著者本人が語るこの本のみどころ

Q. 本を書こうと思ったきっかけはなんですか?また、メインのターゲットについて教えてください。
A. 受験業界では短期合格や奇抜な勉強法にスポットが当たりがちですが、実際それに当てはまる方はごく一部だろうという実感がありました。
逆に、「短期でなくてもいいから、確実に合格できるような勉強法を望む受験生も一定層いるはずだ」という仮説を持ったんです。
そうした書籍ががなかったので、自分で書くことにしました。
「予備校の答練などの練習段階では良い得点を出せるが、本番では実力を発揮出来ず不合格に終わってしまう」、そんな頑張ってはいるものの結果がついて来ない受験生の方にこそ読んで欲しいと思っています。

Q. 本の一番のアピールポイントは?
A. 税理士試験を登山に例えると、制限時間内に登頂が求められるようなものではないでしょうか。
登頂するためのルートは資格予備校ごとに異なります。その登り方も人それぞれで違っていますが、採点者がいる以上は登頂(合格)のために必要なチェックポイントは必ず存在しているはずだと思います。
この本を読む方の今現在のスタート地点は様々でしょう。
どのような状況であろうが、次回は合格という一つのゴールに辿り着けるように、以下の3ステップ

  1. 基礎力=上位20%
  2. 応用力=上位10%
  3. 本番力=確実に上位10%

という、普遍的なチェックポイントを置きました。
つまり、各段階ごとの実行プランを解説している点が本書の特徴だと思います。
奇抜なテクニックにとらわれることなく、「基本となる予備校のテキストと問題集を、どの程度、どのように使うのか」「本番で力を発揮するためには、何をどう準備すればよいのか」などを、各ステップごとに事細かく解説しています。
誰でも確実に合格できる水準に到達できるように書いた本です。

Q. 本を読んだ読者に、どんな変化が起きてほしいと思いますか。
A. 自分自身の経験からお話しますが、受験時代は勉強に専念している分、視野が狭くなりがちです。
そうなると時に「がんばる」が、合格に直結しないような「がんばる」になってしまうことがあります。
そのような方に、段階を踏んで確実に登頂するためのルートを示すことで、「この道を自信を持って進もう」という気持ちの変化が起きてくれればうれしいと思っています。

Q. 特におすすめしたい章はありますか。理由もあわせて教えてください。
A. しいて挙げるならば、第三章にあるステップ2「想定外を想定内にする応用力を高める」だと思います。
ステップ1で身に付けた基礎力を、どう本試験問題に当てはめ、変換し、時間内に回答するか。計算・理論別に細かく解説しています。
あくまで予備校のテキストをベースに、「そこに記載されていないパターンが聞かれた場合、どういう解答になるか」を事前に準備して、訓練しておくことで、本番で他の受験生よりも優位に立てると思います。

Q. 自著以外で、おすすめしたい税務・会計本を教えてください。
A. 『税理士のための不動産鑑定評価の考え方・使い方』
井上幹康
(中央経済社)

Q. なぜその本をおすすめしてくださいましたか?
A. 独立を考えた際に事務所に伺わせていただき、親身に相談に乗っていただいた先生の書かれた書籍だからです。
税理士と不動産鑑定士を掛け合わせた分野で今や唯一無二のポジションを築かれており、素晴らしいご活躍をされています。