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日本公認会計士協会東京会青年部が3月11日、「会計士の可能性」をテーマにしたイベント「CPA TALKs 2017」を開催した

日本公認会計士協会東京会青年部が3月11日、「会計士の可能性」をテーマにしたイベント「CPA TALKs2017」を開催した。

【CPA TALKs2017 開催概要】
●日時:2017年3月11日(土) 13:30~16:30
●場所:渋谷ヒカリエ9F ホールB
●対象者:日本公認会計士協会会員又は準会員
●テーマ:「会計士の可能性」

詳細は下記をご覧ください。
https://jicpa-tokyo-cpa-forest.jp/

 

当日は、さまざまな分野で活躍する4人の公認会計士が登壇し、自身の経験やキャリアをもとに公認会計士の可能性や資格を活かしたキャリアの広がりについてプレゼンを行った。

イベント参加者は若手公認会計士と受験生が中心。公認会計士の仕事は人工知能に取って代わられると言われ将来に不安を抱える公認会計士も少なくない中、公認会計士資格と自分の得意分野を活かした独自のビジネスを展開する4人の公認会計士の話に、将来への期待を感じた人も多かったことだろう。好きなことを仕事にするという視点でも参加者に刺激を与えるイベントとなった。

<プレゼンター>

得田進介氏

■得田 進介(とくだ しんすけ)
「経営・会計の専門家が圧倒的に不足しているスポーツ業界を支える」


公認会計士、スポーツ科学修士。立教大学社会学部卒、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了。競技の技術は進歩しているものの、マネジメントの脆弱性や専門家不足を感じたため、会計、財務といったマネジメント面から日本スポーツの強化に携わりたいと考え、有限責任あずさ監査法人内にスポーツアドバイザリー室を設立。同年より日本スポーツ産業学会監事も務める。現在はスポーツチームのガバナンス強化のアドバイス、スタジアム開発支援など、日本スポーツ産業の更なる発展に寄与すべく奮闘中。


 

スポーツ業界で会計に詳しい人材は少なく、公認会計士の中でもスポーツ関連業態の実務に明るい人は多くない。そこで「両者で不足している知識をもつ私が両者を繋ぎ、両方の業界を発展させていきたい」と語る。また、好きなことを仕事にしたいという強い気持ちと、そのために今自分が何をすべきか、未来から逆算して考えることの大切さを紹介。監査法人内での挑戦やキャリアの広げ方について自身の経験を語り、やってみたいことはあるが公認会計士の仕事とは結びつかないのではないかと悩む人に向け、一歩を踏み出すきっかけになればと後押しをした。

宮内謙一氏

■宮内 謙一(みやうち けんいち) 
「自分を諦めない:クローン病のロールモデルに」


1983年鹿児島県生まれ。専門学校卒業後、理学療法士としてリハビリテーション業務に従事。21歳でクローン病を発症。完治しない病であることを告げられ、未来に希望を失いかけたときに考えたこと。クローン病患者のロールモデルになりたい、医療介護現場をサポートしたいと難関である公認会計士試験に挑戦。現在は、新日本有限責任監査法人にて、ヘルスケア部門の監査に従事している。


 

介護業に携わる父親の影響で理学療法士として活躍。若くして不治の病を告げられたことが、未来を変える大きなきっかけに。当時世間で話題になっていた民間の病院の倒産や看護師や医学療法士などの医療従事者の経営者像に強い関心を持ち、医療・介護の経営に興味を持ち始め、公認会計士を目指して奮起。医療や介護の現場を知る自分自身の経験を活かすこと、また病気を患った自分自身の活躍が他の患者の希望になることを目指し、数々の困難を乗り越えてきたことを紹介。「ハンデがあってもやりたいことを通じて世の中に貢献できることを皆さんに知っていただきたい」と訴えた。また、公認会計士は活躍できるフィールドが多いことを挙げ、自分の可能性を信じて困難に立ち向かって欲しいとエールを送った。

藤田耕司氏

■藤田 耕司(ふじた こうじ)
「心理カウンセラー会計士:心と数字を扱って、真の経営参謀に」


1978年徳島県生まれ。有限責任監査法人トーマツを経て、現在はコンサルティング会社と会計事務所を経営。これまで600件以上の経営相談を受け、経営の成功事例と失敗事例を心理学の観点から分析し、経営心理学として体系化。一般社団法人日本経営心理士協会を設立し、経営者と経営参謀の育成を目的として、経営心理学を伝えている。受講生は主に経営者だが、最近は公認会計士、税理士も増えてきた。


 

監査法人在籍中から多くの経営者と出会い、経営の相談を受けてきたという同氏。多くの中小企業が抱える後継者不足と後継者の経営スキル不足の問題について触れ、公認会計士が貢献できる可能性について紹介した。

売上を上げたい、従業員のモチベーションを上げたいという多くの経営者の悩みに対しては心理学を用いた改善を提案。人を動かすためのノウハウを活かして独自の経営アドバイスを行い、多くの実績を挙げている。

また、公認会計士には3つの重要な資質が備わっていると展開。1つはいろいろな会社の経営やビジネスモデルを見ている稀有な職業であるという点。2つ目は数字が読めるという強み。3つ目は難しいことをわかりやすく説明できるというスキルに着目。これら3つの資質は経営参謀として欠かせない資質であり、公認会計士は経営参謀として活躍するにふさわしい人材であることを紹介。また、経営参謀の仕事をする上で人の心を知ることの重要性も説き、公認会計士×心理学があらゆる経営課題の解決に繋がることを紹介した。

 

 

山内真理氏

■山内 真理(やまうち まり)
「アートと会計:文化と経済は両輪で社会を豊かにする」


アートやカルチャーが好き。心が喜ぶ仕事がしたい。自己の根源的欲求に向き合い、出した答え・・・。2011年にアートとカルチャーを専門領域とする会計事務所を設立。豊かな文化の醸成と経済活動は裏表一体。会計、税務、財務などの専門性を生かした経営支援を通じ、文化経営の担い手と並走するペースメーカー兼アクセラレータとなることを目指している。


 

文化や芸術を領域とする会計事務所を経営。アート、デザイン、建築、ファッション、映像、音楽、出版、漫画など、文化を創造し、表現活動を通じて人を楽しませたり、社会に何かしらの問いかけを行ったり、クリエイティブな問題解決をしたり、心に潤いをもたらすようなさまざまな事業や活動をおこなっている個人、企業のサポートをしている。もともと好きだった芸術分野に寄り添っているうちに、クリエイティブな仕事とビジネスの両立に悩むアーティストやクリエイターが多くいることを知り、自身の会計スキルが彼らの役に立つことを確信。アーティストをサポートする会計事務所がないことを知り、自分がやらなくてはと必然性を感じて30歳で事務所を設立。充足感を持って仕事ができることに、自信と誇りを感じる力強いプレゼンだった。
「会計は過去のアーカイブであり、未来のデザインツール」と語る彼女は、公認会計士の専門性を活かしてアーティストやクリエイターの経営面をサポートし、芸術や文化の発展に寄与することを目指している。

著者: KaikeiZine編集部

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