国税OB税理士が監修。公認会計士・税理士・会計事務所・企業経理担当、税金・会計に関わる“会計人”がいま必要な情報をお届けします!

会計人ニュース

注目キーワード

モバイル対応に出遅れたインテル 次なるターゲットは? インテル過去3年間の買収まとめ

業界再編の真っ只中にある半導体業界は、業績や利益率のアップダウンが激しい特徴があるものの、売上規模ではIntel(インテル;米国)が長年首位を保っている。インテルの過去3年間の買収についてまとめた。

半導体のトップメーカー 売上高は6兆円

Intel(インテル;米国)は、世界第一位の半導体メーカーであり、1968年にアメリカで設立された企業である。直近の連結売上高は、59,387百万米ドル(約6兆7,485億円)、営業利益12,874百万米ドル(約1兆4,630億円)、当期純利益10,316百万米ドル(約1兆1723億円)の実績を出している。(2016/12期)

半導体業界は業界再編の真っ只中にある。業績や利益率のアップダウンが激しい特徴があるものの、売上規模ではインテルが長年首位を保っている。1971年にインテルが世界初のマイクロプロセッサーを開発して以降、集積回路をコンパクトにまとめることが可能になり、今日のコンピュータ向けCPU/MPU市場は、インテルが中心となっている。

2015年における世界半導体メーカー売上高トップランキングは、1位がインテル(世界シェア:15.9%)、2位がサムスン電子(同11.8%)、3位がクアルコム(同4.5%)である。メモリーチップを得意としていたサムスン電子は、ロジックチップに主軸を移しインテルを猛追、シェアを拡大している(Gartner調べ)。

出典: Gartner (January 2017を基にM&Aオンライン編集部が作成したものを引用し作成。

昨年はドローン開発会社2社を買収

半導体で圧倒的なシェアを誇るインテルだが、あぐらをかいているわけではない。売上高トップ3に浮上したクアルコムは、スマホ向け半導体開発のファブレスメーカー(工場を持たないメーカー)だ。

モバイル市場に出遅れたインテルは、別の動きをみせている。過去3年間のインテルのM&A実績をみてみると、話題となった同業のアルテラを167億米ドル(約1.9兆円)で買収したほか、見通し明るいドローンやVR(仮想現実)といったIoT分野の新技術を積極的に買収していることがわかる。

2016年1月にはインテルの「RealSense」3Dカメラ技術を利用するドイツのドローン・メーカーであるAscending Technologies(アセンディング・テクノロジー)を買収し、9月には画像認識プロセッサを開発するMovidius(モビディアス)を買収した。

インテルは、Movidiusの技術と自社の既存技術とを組み合わせることで、ロボット、ドローン、VR端末などの分野に、ディープラーニング関連のソリューションを提供していくとしている。またMovidiusの技術をVR(バーチャルリアリティ)/AR(拡張現実)、さらにはMR(複合現実)/SR(代替現実)などにも活用していきたいとの考えを明らかにしている。

M&Aオンライン編集部が作成したものを引用し作成。

M&A Online編集部

M&A Online(2017年3月5日掲載)より転載

MAOロゴタグライン入り

著者: KaikeiZine編集部

KaikeiZine

租税調査研究会が監修する税金・会計の総合ニュースメディアです。税金・会計に関するさまざまなニュースを、わかりやすくお届けします!
■税と経営の顧問団租税調査研究会
http://zeimusoudan.biz/

ページ先頭へ