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【BIPA】世界に通用するPOSレジを目指して~スマレジ 山本博士 代表取締役社長~

スマホやタブレットを用いた、低価格で高機能なPOSレジシステムを提供する株式会社スマレジ(大阪・中央区, 代表取締役社長=山本博士氏以下、「スマレジ」)。「安い・かっこいい・高機能」をコンセプトに世界に通用するサービスを目指す同社の展望について、山本代表取締役社長に聞いた。

株式会社スマレジ 代表取締役社長 山本博士 2003年よりITエンジニアとして多数の 業務システム開発に従事。これまで関 与した開発は、金融・通信・物流・保 険・製造・サービスなど多岐に渡り、 アプリコンテスト審査員や書籍執筆な ども経験。複数の業種をまたいだ業務 知識を持ち、過去の経験を裏付けつつ も既成概念に捕われない斬新なアイデ ィア立案を得意とする。2011年 株式 会社プラグラム代表に就任後、過去ド ラッグストア向けPOSシステムを開発 した経験を元に、クラウド型POSレジ サービス「スマレジ」を立ち上げる。

―「スマレジ」の特長を教えてください。

山本 「スマレジ」は「安い・かっこいい・高機能」の三拍子がそろったプロダクトです。多機能・高機能でも、操作が難しくては意味がありません。常にスピードと質が求められる販売の現場にいる方が直感的に使え、ストレスのない操作を実現できるよう、高機能ながらシンプルで分かりやすいデザイン設計をしています。「使いやすく、何でもできる」を実現した「スマレジ」は、販売の現場のみならず、店舗の運営を強力にサポートします。たとえば、小売店のバックヤード業務の「商品の棚卸」「在庫管理」などの「管理機能」が付いたプランもご用意しています。

―「スマレジ」の料金体系について教えてください。

山本 1店舗で、基本的なPOSレジ機能を無料でご利用いただける「スタンダード」プラン、2店舗以上ですべての業態でご利用いただける、月額4千円の「プレミアム」プランをご用意しています。更に、「顧客管理」機能が付いた月額7千円の「プレミアムプラス」プラン、飲食店を経営するお客様がハンディのオーダーシステムも使いたいときは、月額1万円で「フードビジネス」プランをご利用いただけます。一番人気の小売・アパレル向けの高度な在庫管理が可能な「リテールビジネス」プランは、月額1万2千円です。このように「スマレジ」には無料プランもありますし、お客様のニーズに合わせた有料プランもラインアップしており、スタートアップ時で多くのコストを割けないお客様にも無理なく使っていただける価格帯ではないかと思っています。お店が繁盛して2店舗、3店舗と増えていくと、オーナーの目が届きにくくなり、不安になってくると思いますが、「スマレジ」はそうしたお客様の不安をなくすお手伝いが可能です。

―ユーザー数は約3万店舗にのぼるそうですが、ここまで拡大した要因は何でしょうか?

山本 正直なところ、サービス提供開始のタイミングが良かったと思っています。リリースしてから5年半ほど経ちますが、その当時はタブレットで操作できるPOSレジを提供している会社はごくわずかでした。あとは、「スマレジ」というベタで分かりやすいネーミングも良かったのだと思います。立ち上げから数年の間に、スマートフォンやタブレットの利用者数やクラウドサービスもどんどん普及してきました。その流れに乗れたことも「スマレジ」が軌道に乗った要因のひとつではないでしょうか。

全国に約200万店舗ある飲食店と小売店の内、「スマレジ」のユーザー数は3万店舗。全体の1.5パーセントくらいですから、まだまだ伸び代があります。より便利で効率的な管理が実現するよう、「小売店のインターネットショップと実店舗のレジをつなぐ」など、さまざまなシステムと連携することができるよう「スマレジ」のWeb APIを公開しています。カード決済やポイントカードへの対応はもちろん、電子マネーにも対応していきたいですね。当社にはこの5年間で蓄積してきた約3万店舗の取引データがあります。これを、次の価値に変えるための取り組みもしていきたいと思っています。「誰が、いつ、どこで、何を、何個、いくらで購入したか」といった情報によって、お客様の行動分析ができるようになると感じています。大手のコンビニエンスストアではすでに行われていることですが、小さな店舗でも同じ土俵に立てるよう情報をフィードバックしていきたいと思っています。

―お客様の目線にとても近いことが印象的です。

山本 「スマレジ」のお取引は、すべてお客様からの問い合わせからスタートしています。これはプロダクトが良くないと成立しません。当社のプログラマーやデザイナーはプロダクトに誇りを持って仕事に臨んでいますから、必然的に「お客様が何を考えて、何を欲しているのか」を知りたくてしょうがない。そんな集団が「スマレジ」を作っているんです。つい先日、スマレジのお客様同士が、その運営にまつわるヒントやコツを共有し相互発展してゆく学びの場「♯スマレジ会」がスタートしました。お客様とコミュニケーションを取ったり、情報交換できる場をもっと広げていこうとしているところです。

―認知度も上がってきていると思いますが、実感はありますか?

山本 2016年の11月に「プラグラム」から「スマレジ」に社名を変更しました。それは、「プラグラムの山本です」と言うより「スマレジの山本です」と自己紹介した方が「あぁ!」ってなることが増えたからです。取引先が2万店舗を越えたあたりから認知されてきたと実感しています。お客様はもちろん、他社様と協業しようというときも、「スマレジと何ができるのか」をある程度考えていただいたうえでお話ができるのでとても助かっています。

―今後、どの業界に特化していきたいと考えていますか?

山本 これからも、小売店と飲食店に注力していきたいと思っています。「スマレジ」以外でも、当社のクラウド勤怠管理サービス「スマレジ・タイムカード」を使えばシフト管理がスマホひとつで完結します。急なシフト変更も「スマレジ・タイムカード」の中で簡単にやり取りできますし、社員間のコミュニケーションが断然早く正確になります。

「スマレジ」の「リテールビジネス」プランでは、お店の情報連携が図れるので、たとえば渋谷と恵比寿に出店していて、「渋谷店に来店中のお客様が求める商品の在庫が恵比寿店にはある」といった情報も一瞬で分かります。年に1度大変な思いをして行っていた「棚卸」も毎月行うことができますし、クラウド上でPOSと連動しているので、管理の手間とコストは最小限に抑えたまま、発注、入荷、出荷、店舗間移動、ロス管理や在庫分析、棚卸し管理など在庫管理に必要なことはすべてできます。無駄な商品や不明商品もかなり減ると思います。

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