―経営者としては、無駄を省いたり効率化できることはうれしいですね。

山本 テクノロジーの進化で、かつて大手企業が何億円もかけて作った商品管理システムと同様のサービスが、月額1万円程度で利用できるようになりました。無駄もなくなり、社員間のコミュニケーションも早くなる。最近では、コンサートやイベント会場での物販でも「スマレジ」をご利用いただくことも増えてきました。イベント会場の外で、アーティストのタオルやマグカップを販売するのですが、「今日からこのアプリのレジ使います」とレクチャーすると詳しい説明をしなくても直観的に使ってくれているようです。スマホに不慣れなスタッフがいても、練習モードを使って操作を覚えることもできます。

―売上100億円、世界のファッション5大都市に「スマレジ」広めたいという目標を掲げていらっしゃいますね。

山本 「もっともっと成長したい」という思いを込めて100億円をひとつの売上目標にしています。海外展開に関しては、国内がシュリンクしている以上、何らかのかたちで海外進出していかないと事業の拡大は難しい。当社のプログラマーは本当にセンスがよくて、彼らの技術力は世界的に評価されてもいいレベルです。だから、世界のファッション5大都市、東京、パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークで事業展開したいという夢も持っています。アメリカでのPOSレジの普及の加速度は、資金調達の額が全然違うこともあって、日本と比べると雲泥の差があります。IT業界のトレンドを牽引してきたIT最先端の国、アメリカに挑戦することは、高いハードルですがプログラマーとして意味があることだと思っています。

―BIPAに参画されて、どのようなシナジー効果を期待されていますか?御社の展望と合わせて教えてください。

山本 「IT化することがお客様の商売のプラスになったらいいな」という思いで、BIPA(Business IT 推進協会)に参画しています。お声掛けいただいて一緒にセミナーも開催させていただきました。こうした機会を利用しながら、これからもお客様の声に耳を傾けながら、足りない機能を補っていきたいと思っています。今夏以降に「スマレジ」のバーション3のリリースを予定しています。斬新なバージョンアップというよりは、「安心・安定」を追求しました。レジは「当たり前に動作する」ことが大事ですから、安心して使っていただけるよう、今年は製品をより成熟させていきたいと思っています。これまでは目新しさや見た目のよさを評価していただき、ご利用いただくことも多かったのですが、5年目を迎えて、「あそこのお店も使ってるし、入れてみようか」など、「時代に乗り遅れないように」といったきっかけでご利用いただくケースも増えてきました。こうしたお客様は「これまで使っていたシステムと同じように使える」ことや「より使いやすいこと」を求めているので、そのニーズにもしっかりと応えていきたいですね。


 

株式会社スマレジ
代表取締役社長
山本博士

2003年よりITエンジニアとして多数の業務シス
テム開発に従事。これまで関与した開発は、金
融・通信・物流・保険・製造・サービスなど多
岐に渡り、アプリコンテスト審査員や書籍執筆
なども経験。複数の業種をまたいだ業務知識を
持ち、過去の経験を裏付けつつも既成概念に捕
われない斬新なアイディア立案を得意とする。
2011年 株式会社プラグラム代表に就任後、過
去ドラッグストア向けPOSシステムを開発した
経験を元に、クラウド型POSレジサービス「ス
マレジ」を立ち上げる。

■株式会社スマレジ
https://smaregi.jp/