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会計士にもバカンスは存在するのか-パリの会計事務所インタビュー!(後編)【「旅人会計人 地球紀行」第8回】

ボンジュール!(こんにちは!)旅人会計人の三矢(@hideto328)です。パリでついに行うことができた、フランスの会計人に対するインタビューの後編です! フランスといったらバカンス法。法律でバカンスについて定められていることが有名ですが、会計士にもバカンスは存在するのでしょうか? 今回は、日本で働く会計人なら絶対気になる労働時間やバカンスなどについて聞いていきます。

パリと言ったらエッフェル塔

労働時間とバカンス

フランスにおいても会計士の労働時間は非常に長いそうです。これに関しては日仏共通のこと。そのためフランスにおいても怠け者では会計士になれないし、ストレスの高い仕事であることも違いありません。

一方で、日本と異なりフランスでは法律でバカンスについて定められています。マルシィアノさん曰く、「フランスでは法律でバカンスを年間5週間取らせなければいけない」そうです。そしてそのバカンスは「企業の方にバカンスを取らせる義務がある」とのこと。そして「バカンス5週間のうち最低2週間はまとめて取らなければならない」とおっしゃっていました。

このバカンスは一般の労働者はもちろんのこと、労働時間が長い会計士も、もちろん取る必要があります。

バカンスの取得は7・8月が多いそうで、年末年始や、閑散期になる時に取られることもあるとか。また、フランスでは日本と違って正月休みという概念がないので、年明けは元日だけ休みで2日からすぐ仕事が始まるそうです。

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フランスに進出してきた日本企業が戸惑うこと

さて、日本企業のフランス進出を支援しているコンプリュタス公認会計士事務所ならではの話に関しても伺ってみました。

それはフランスに進出してきた日本企業がどんな点で戸惑い、つまづくのか

マルシィアノさんがおっしゃるには「進出してきた日本企業が一番戸惑うのが労務管理」だそうです。それは、フランスでは日本と比べて労働者が守られていること、労働組合の力が強いこと、業務時間は週35時間と決められていることなどが、その主たる理由だそうです。

日本企業といえどもフランスに進出した以上はフランスのルール、慣習に乗っ取って業務を行わなければなりません。そのため、この労働時間を中心とした労務管理が一番戸惑う点だとのことでした。

日本企業がフランス進出する上で大事なこと

せっかくなので、これからフランスに進出しようとする日本企業に向けて、日本企業がフランス進出する上で大事なことについても伺ってみました。

マルシィアノさんは言います。「進出する前の準備期間が非常に大事です」曰く、フランスに進出しようとする日系企業の中には相談するタイミングが遅い企業が少なくないそうです。

進出することを決めてから会計事務所に相談してもすでに遅いことがよくあるそうで、進出を検討する早い段階からフランスの事情に詳しい会計事務所に相談し、「計画にマッチした事業計画、駐在員のタイプ」などを企業と会計事務所が一緒に計画して実行していくことがフランス進出にあたって重要であると述べられました。

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