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【電卓持って世界一周!】マダガスカルなう―怒らない毎日のコツ―アフリカが教えてくれたアンガーマネジメント

シンガポールで活躍した現役女性会計士が、電卓片手に、世界各地のNGOで会計士ボランティアをしながら世界一周! 旅の中での発見を、会計士目線で伝えていきます。今回はお正月休暇で訪れたマダガスカルからお届け! アフリカ人に学ぶアンガーマネジメントについて、お話します。

石井、元旦に次世代ITの可能性に思いを馳せる

皆さんはご存知ないかもしれないが、日本のお正月は世界で一番楽しい1月1日である。日本以外の国では1月1日は普通の休日で、特段祝ったりはしない。だから私も帰省したかったのだが、レソトから日本に帰るには片道24時間以上かかるので、今年はあきらめた。

そのような理由で、三が日は友人がSNSにあげる雑煮の写真を見ては、悔しさに唇をかみしめていた。私がアフリカで元旦からハンバーガーを食べているというのに、みんなひどい! 一口くらいお餅を分けてくれてもいいじゃないか。

世の中IT時代だといわれているが、もう少し進化して、クリックひとつで目の前に雑煮が送られてくる、そんな時代に早くならないものだろうか……。アマゾンあたりがもう少し頑張れば実現可能なんじゃないかと思っているんだが、どうだろうか。ちらっちらっ(シリコンバレーの方向へ視線を向ける)。

でもいい。私は妹に正月特番の録画をお願いしたから。日本に帰る6月に、遅ればせながら一人でひっそりと見て楽しむ予定である。遅い? いや遅くなどない。「正月を7カ月先取りして楽しんでいる」のだ。どんな状況におかれてもポジティブな気持ちを忘れない、それが私。

石井の笑ってはいけないマダガスカル24時

その代わりに、今年の年末年始は、一人でマダガスカル旅行に行った!

じゃん!

じゃーん!

じゃじゃーん!

マダガスカルは私の「アフリカに行ったら絶対に行かないといけない」リストの筆頭にあがる国だったのだが、その期待に100%応える素晴らしい魅力をもつ場所だった。

農業国で野菜や果物がとにかく新鮮。元フランス領でご飯がおいしい。

キツネザルがいっぱい。バオバブが見られる。山が美しい。海が美しい。夕日。満天の星空。マダガスカルには、ここでしか見られない絶景がいっぱいあるので、日本の方にもぜひ来てみていただきたい。

ちなみに3枚目の写真は、マダガスカル名物「シファカの横っ跳び」である。シファカという名前のこのキツネザルは、木から木へ飛び移るための後ろ足が発達しすぎてしまい、なんと地面を4足歩行することができない。そのため地面を移動する時には、後ろ足でカンガルーのように跳ねて移動する。

とても愛くるしい姿だが、実はこの写真のシファカはお母さんで、後ろに大きな子供を背負って横っ飛びしていた。結構な足腰への負担である。私は彼女の横っ飛びを見ていて、子ども二人&ベビーカーをかかえて東京メトロへ乗り込んでくるお母さんを思い出した。人間界でも自然界でも、育児は大変だ。

石井、「アフリカで働くことの何が大変なのか」を考える

さぁ、「お正月休暇」が上の句だとしたら、下の句は一体なんだろうか。社会人の皆さん、ご存知ですね。「仕事」である。そのようなわけで、私の2018年の仕事も始まってしまった。あーやれやれ。日本だろうと、アフリカだろうと、この休暇明けのオフィスにそこはかとなく漂う「あーやれやれ」感は同じである。

私がレソトで財務ディレクターとして働き始めてから、早いものでもう8ヵ月が経った。でも、正直言って「まだそれしか経ってないの!?」という心境だ。私の感覚では、レソトではすでに2~3年を過ごした印象である。それくらい、アフリカで働く時間は、とくに会社の経営陣として働く時間は、通常の人生の2倍以上の濃い経験をもたらしてくれる。

とても楽しいこともあるし、心底頭にくることもある。特に後者に関しては、日本ではまず経験しないようなおかしなことを経験することになるので、「自分の心の中に、こんな怒りのスイッチがあったのか」と驚かされることも多い。

私がレソトでの時間を通して学んだ一番大きなこと。それは「会社経営」でもなく「異文化交流」でもなく、「アンガーマネジメント」だった。

というか「自分の怒りのコントロール」と比べたら、会社の経営も、異文化交流も、そう難しいことではなかった。仕事をマネージするにしろ、人をマネージするにしろ、最終的にアフリカで働けるかどうかは「自身の感情をマネージできるかどうか」がキーになると思う。

私は決して気が長い方ではなく、無鉄砲な江戸っ子気質の人間で、納得いかないことがあるとすぐに、

「あぁっ!? 何だとオラ、もう一回言ってみやがれ!」

みたいなケンカをあちこちで売ってしまうタイプだった。でもアフリカでの時間を過ごしてからは、だいぶ冷静さというものが身についたと思う。というかアフリカで納得いかないことに毎回ケンカを売っていたら、仕事が終わらないことに気づいたのかもしれないが。。。

今日はそんな私のアフリカでの修行を通して気づいた、「アンガーマネジメントの方法」「どうやったらイライラする回数を減らせるか」、そのメソッドを紹介したいと思う。日本でも怒りたくないのについ怒ってしまう人は多いと思うので、参考になればとてもうれしい。

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