この記事では自分の年金情報を確認できるねんきん定期便の見方について解説します。ねんきん定期便には将来年金がいくらもらえるかが計算されて示されています。しっかり中身を確認できるようにしておきましょう。
この記事の目次
年金の重要情報を確認できる!ねんきん定期便ってなに?
ねんきん定期便は、保険料納付の実績や将来の年金給付に関する情報をわかりやすくお知らせしてくれるものです。
以下では、ねんきん定期便についてわかりやすく解説していきます。
ねんきん定期便の送付目的とタイミング
ねんきん定期便の送付目的は、年金制度に加入していることを実感できるように、年金制度に関する理解を深めることにあります。
近年では、将来年金がもらえなくなるという不信感や年金制度は破綻するといった疑念を年金制度に対して抱く人も少なくありません。
しかし、年金制度に対する不信感は、年金制度への無理解から生じているものがほとんどです。
ねんきん定期便はこうした不信感を払拭し、年金制度の信頼性を高めることを目的に送付されています。
ねんきん定期便が送付されてくるタイミングは、毎年の誕生月※と決まっています。
年金を納めなければならない年齢(20歳)になると、毎年誕生日にねんきん定期便が送られて来るようになります。
※1日生まれの方へは誕生月の前月に送付しています。
ねんきん定期便でわかること
ねんきん定期便を見ると、以下のようなことがわかります。
- 年金支給見込額
・50歳未満の場合:「ねんきん定期便作成時までの加入実績」に基づく今受け取れる年金額
・50歳以上の場合:60歳までの加入を基にした年金額の目安や65歳からの受取見込額
- 加入履歴
直近1年間の年金の納付状況や納付額。
間違いや漏れがあったら確認が必要です。
- 累計保険料納付額:
これまでに支払った国民年金保険料と厚生年金保険料の合計。
増加しているかをチェックし、増加していなければミスの可能性を確認する必要があります。
- 年金加入期間の合計:
国民年金、厚生年金などの受給資格期間が総合的に表示されており、120カ月以上の期間が必要です。
この期間に関する間違いをチェックする必要があります。
- 年金額の変動:
50歳以上の人は、受取開始年齢によって変わる年金額の情報も提供されます。
ねんきん定期便の見方
ねんきん定期便には様々な情報が記載されているため、ねんきん定期便をはじめて確認する人には何が書いてあるかわからないケースも多いはずです。
そこで、以下ではねんきん定期便にどんなことが書いてあるのか、その概要を説明していきます。
区分ごとの送付形式と通知内容
ねんきん定期便は、年齢によって記載されている内容や形式が異なっています。
| 区分 | 送付形式 | 通知内容 |
| 50歳未満(35歳、45歳以外) | ハガキ | 保険料納付額 月別状況(直近13月) 年金加入期間 これまでの加入実績に応じた年金額 |
| 50歳以上(59歳以外) | ハガキ | 保険料納付額 月別状況(直近13月) 年金加入期間 老齢年金の種類と見込額 |
| 受給者(直近1年間に被保険者期間がある場合) | ハガキ | 月別状況(直近13月) 保険料納付額 年金加入期間 |
| 35歳、45歳 | 封書 | 保険料納付額 年金加入期間 これまでの加入実績に応じた年金額 これまでの年金加入履歴 月別状況(全期間) |
| 59歳 | 封書 | 保険料納付額 年金加入期間 老齢年金の種類と見込額 年金加入履歴 月別状況(全期間) |
引用:日本年金機構
「ねんきんネット」による電子版「ねんきん定期便」でも確認できる
ねんきん定期便に書いてある内容は、ねんきんネットからでも確認可能です。
ねんきんネットとは、日本年金機構が提供するオンラインサービスで、利用者が自身の年金情報をインターネットを通じていつでもどこでも確認できるシステムのことを言います。
このサービスは、年金制度の加入者が自分の年金記録を正確に管理できるようにするために、平成23年2月に開始されました。
当初は年金の記録の確認のみが目的でしたが、サービスは時間とともに拡張され、平成23年10月には「年金見込額試算」機能が追加されて、平成30年10月には「マイナポータル」からのログインが可能になるなど、サービスが段階的に拡充されています。



