「伝え方」で競合と差を付けよう
ここまで、求職者や求人の属性ごとのアピールポイントについての注意点を挙げてきました。
最後に、すべての求人に共通する「伝え方」についてのポイントをいくつかお伝えします。
主観で基準が変わる書き方をしない
「柔軟な働き方が可能です」「残業も少なくプライベートと両立しやすい環境です」「仕事に慣れたらリモートワークも可能です」といった文章を求人サイトでよく見かけますが、これは相手の主観によって基準が変わってしまう、危険な書き方です。
例えば「残業は平均20時間」と聞いたとき、それまで勤務していた環境次第で「20時間なら十分少ない」と思う方もいれば、「20時間もあるなんて信じられない」と思う方もいます。
後者の方が「残業は少ない環境です」とだけ書かれた求人票を見たとき、ほとんど0に近い環境を想像するでしょう。
つまり、求職者の想像と企業が提供できる内容に大きなズレが発生する可能性があり、実際の残業時間が20時間程度と知ったとき、選考辞退や早期退職につながりかねません。
「柔軟な働き方」や「慣れてきたら」も同様に、基準が人によって異なる表現です。
対処法として、シフトや休暇で実際に運用している具体例を記載する、残業時間など数字で出せる内容は数字で記載する、リモートワークに移行する業務水準を記載するなど、きちんと共通認識となる基準を明示しましょう。
主観の余地が減ることで、入社後のギャップが生まれにくくなります。
写真を活用しよう
WEBを利用した求人は写真が載せられる仕様が大半ですが、その質・量ともに求職者が満足していないというデータもあります。
まずは、掲載可能上限数まで載せておいて損はないでしょう。
働いているスタッフの服装や年代は自分に近そうか、オフィスの作りはオープンかプライバシー重視か、雰囲気は明るいか重厚か、親しみやすいか真面目そうかなど、写真から得られる情報は多岐に渡ります。
写真が「応募の決め手」にはなることは少ないですが、いくつかの求人で迷ったときの「後押し」にはなります。
なかには事務所が散らかっているから、建物が古いからといった理由で写真素材を使っている求人もありますが、実態は面接に来たらわかってしまいます。
むしろ、求人の写真がきれいな分、実際の現場とのギャップが落胆につながってしまう可能性があります。
建物が古くても整頓して清潔な印象を与えることは十分に可能です。
また写真は極力、実際の現場、実際にいる人を使って準備しましょう。
スマホでの見え方を意識しよう
求人を作成している方は大半がPCで作業されているかと思いますが、求職者の求人サイトへのアクセスは7割以上がスマートフォン経由。
そこで注意したいのが、「スマホ画面で見たときに読みやすい求人になっているか」です。
求人をWEBに掲載した後は、必ずご自身のスマートフォンから求人ページを確認してみてください。
改行が多すぎて読みにくかったり、文章が長すぎてスクロールばかりになっていたり、画像が大きすぎて表示に時間がかかっていたりしませんか?
読みにくい文章や表示に時間がかかるページは、最後まで読んでもらえない確率が上がり、比例して応募率も下がります。
PCとスマホを比べて、スマートフォンから見たときの読みやすさを重視しましょう。
ポイントをおさえた求人作成が難しければ、ぜひプロにご相談を!
一口に「求人募集」といっても、アピールポイントや伝え方、どの求人媒体で募集するかなど、考えることはたくさんあります。
若者の人口が減っていくこれからの時代、今後も採用活動が楽になる可能性は低く、求職者に選んでもらうにはより精度の高い求人情報が求められます。
今回挙げたポイントのほかにも、世間のニーズや季節要因なども考えて、定期的なブラッシュアップも必要です。
適切な文章作成やターゲットに合わせたアピールが難しいと感じたら、会計・経理専門で数多くの求人を作成してきたアカナビにぜひご相談ください
貴社のご状況とニーズをヒアリングのうえ、ターゲットにすべき求職者属性、その属性に対するアピールポイントを個社ごとにご提案します。
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