国税OB税理士が監修。公認会計士・税理士・会計事務所・企業経理担当、税金・会計に関わる“会計人”がいま必要な情報をお届けします!

会計人ニュース

注目キーワード

租税法の記事一覧

  • 酒井克彦の「税金」についての公開雑談~租税法の学習と効率主義の弊害~

    2018.11.22

    巷には、例えば「これで分かる連結納税」や「納得!事業承継税制」などといった分かりやすさを重視した租税関連書籍が溢れています。もちろん、租税法に携わらない一般人が、その大まかな全体像を掴むべく、そうした書籍を手に取ることは多々あるでしょう。しかしながら、租税の専門家たる税理士が、そうした本に実務上の根拠を求めている姿をしばしば見かけます。今回は租税法における「効率至上主義」的な問題点を考えます。

  • 酒井克彦の「税金」についての公開雑談~「徘徊」と租税法~

    2018.09.13

    法律には明らかに法律用語として用意された概念が使用されることもあれば、一般的な用語がそのまま使用されていると見受けられる場合もあります。概念の理解に当たっては、それがその法律に特有の概念であるのか、それとも何らかの社会通念等を反映させるべきなのかを検討する必要がありますが、租税法領域においてもこうした概念論を巡って多くの事件が起きています。今回は「徘徊」という用語に注目して、そこに潜む問題点を探ってみましょう。

  • 酒井克彦の「税金」についての公開雑談~ちり紙スリ事件と重要性の原則~

    2017.12.28

    租税法の適用において、課税要件が満たされている中で、少額省略のような規定がないにもかかわらず、重要性の乏しい場合には納税義務が免除や軽減されるとする考え方が見られますが、果たして妥当なのでしょうか。今回は、いわゆるちり紙スリ事件を素材として刑法解釈との関係などからこの疑問を考えてみたいと思います。

  • 酒井克彦の「税金」についての公開雑談~「意図的な隠蔽」と「意図しない隠蔽」~

    2017.09.14

    国税通則法上、「隠蔽・仮装」行為による過少申告や期限後申告等については重加算税が課されますが、ここにいう「隠蔽」という概念は、「故意に基づくもの」と理解されています。すなわち、「意図しない隠蔽」という概念はそこには存在しないと解されているのです。他方、新聞等の報道では、「意図的に隠蔽」などといった表現が散見されますが、果たして、租税法の解釈論で通用している用語(概念)の理解の仕方は一般的といえるのでしょうか。

  • 酒井克彦の「税金」についての公開雑談~大震災と災害特例~

    2017.08.10

    「東日本大震災」は災害名であり、この地震名は「東北地方太平洋沖地震」といいますが、租税法上の臨時特例法は、すべて災害名で明定されています。日本のような地震大国では、震災のたびに個別の複雑な法律を作るのではなく、恒久的な租税法を制定すべきとの考え方から、平成29年度税制改正において、恒久的な災害関連法が創設されています。

  • 酒井克彦の「税金」についての公開雑談~モーレツ社員にとっての「生活」概念~

    2017.04.13

    レジャーに使われていたサラリーマンの自家用車が「『生活』に通常必要でない資産」とされた最高裁判決があります。モーレツ社員という表現に代表されるように、高度経済成長期におけるサラリーマンにとっての「生活」とは仕事が中心であったのかもしれません。しかし、所得税法上の「生活」概念について、現在でもそのような捉え方は妥当といえるのでしょうか。

ページ先頭へ