よく耳にする「内観調査」が、業種によっては思いの外デリケートなテーマだということを取材を通して垣間見た。

税務調査の世界には、「内観調査」というモノがある。
調査官が客を装って入店し、客の回転や従業員数、サービスの金額、会計方法、取引先などの実態を把握するのだという。
私が初めてこの「内観調査」なる言葉を知ったのは、風俗業者への調査について取材している時だった。
「風俗」ということで、アレコレ気になって仕方がない私は
「えっと、風俗にも色々ありますが…、例えばソープランドとかでもやはりその…普通の客として行くわけですよね…?」
と、ついゲスな質問をしてしまう。
「もちろんそうです。内観調査だから、不自然な客と思われないようにしないといけないからね。でもソープ嬢と話だけして帰ってくる調査官もいるみたいですよ」
さすが調査担当課長、スマートな受け答え。
「風俗業の内観調査も国の予算から出るんですか?」
ズケズケ質問するおバカな女性記者に、
「ケースによって色々だね。自腹で内観してくる調査官もいますよ」
と、丁寧に答えてくれる担当課長。聞いてるこっちが恥ずかしくなる。
そうか、風俗業の内観調査というのはそういうことなのか。
旦那が風俗店に内観調査に行くと知ったら、奥さんはどう思うだろう。
客として行く以上、毎回「お話するだけ」ということもないだろうし…。
調査官の妻はそんなこと気にしないのかな…。それとも…。
よく耳にする「内観調査」が、業種によっては思いの外デリケートなテーマだということを取材を通して垣間見た。