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<Twitterマイルくん>SNSを駆使し集客に成功!副業に優しい税理士の裏側に密着!【税理士・杉山雄司氏】

今回ご紹介するのは、東京都・港区に事務所を構える税理士・杉山雄司氏。現在116万人を超えるYouTube両学長が運営するリベシティの税金相談室を受け持っている。実は、Twitterではマイルくんとして税務相談を受けるSNS系・実力派会計人だ。副業をしている会社員などから日々10件前後の相談を受けている杉山氏だが、SNS等では気軽に相談できる分、返信の仕方など工夫をしていると話す。これまで顔を出してのインタビューは受けてこなかった杉山氏だが、今回KaikeiZineにて独占インタビューを実現。これまでのキャリアやマイルくん誕生秘話など裏側に密着した。(取材・撮影:レックスアドバイザーズ 市川)

契約解除を機に、顧客に歩み寄ることを学んだ新入社員時代

新卒でアクタス税理士法人にご入所をされています。

杉山:大学卒業後は、アクタス税理士法人に入所をしました。当時は、リーマンショックの影響もあり、自分のような新人はなかなか案件を担当できない時期がありました。

そのため、担当させていただいた案件はがむしゃらに対応をしました。当時22歳の私は、自分になりにできることを一生懸命やっていました。
しかし、ここで挫折を味わうことになるのです。

突然の契約解除…若手会計人が感じたこととは。

杉山:その日のことは今でもよく覚えているのですが、クライアントの社長がオフィスにお越しになり一方的に解約を告げられました。後日、私と事務所の代表で先方のオフィスにお邪魔して話を聞いたのですが、報酬に見合ったサービスを受けられていないこと、一緒に関与していた事務所の社労士との連携が取れていないことが原因でした。

たしかに当時の私は毎月社長のところへ訪問をし、MTGをしていました。しかし、MTGしていた内容はその月の数字とスケジュールだけ伝えて終わり。その月で社長がどんなことを感じ、不安に思ったことがないか、どうしていきたいと思っているのかを聞けていませんでした。

本来はもっとその業界のことを調べて、世間話をしながら、社長の気持ちに寄り添えるような話をするべきでした。特にその社長はご苦労されてきた方だったので、税務よりも人柄的な面で求められていたのに、それに対応する力が足りなかったのだと思います。

そういったことが1年目にあったので、そこからは数字つくるだけではなく、普段の打ち合わせにも親身になって対応していきました。

その後は、同族会社から上場会社まで幅広く税務業務を経験しました。

また、相続税や事業承継などの資産税の案件も多く携わることになったのですが、この業務の魅力を知ったのは、私にとって大きなターニングポイントです。

相続は、その人の生き方であったり、亡くなった方の生前の様子であったり、いろいろなお話をします。そして、残されたご家族の方にとってどのように財産を分けたら幸せになれるのかを決める責任ある仕事です。

1年目の出来事から人に寄り添うことを意識し、その結果信頼が得られ感謝をされることに対してやりがいを感じていましたので、尚のこと魅力的な仕事だと思うようになりました。

その後、2019年に独立をされています。

杉山: 開業を決意したのは30歳の時でした。当時は主に資産税を扱う10名弱の部署の部門長をしており、日々の業務が、スタッフの日報確認に始まり、部門のスケジュール管理、申告書のチェックや、社内の研修など、社内向けの業務の割合が多くなっている時期でした。まだまだ、クライアントと一担当者として直接的に関与したいという思いが強くあったこともあり、また家庭の事情も重なり、独立することを決めました。

見込み客もゼロでの開業でしたが、色々な人の繋がりもあり、想定よりも順調に事務所を経営することが出来ています。

マイルくん、誕生!Twitterにて集客成功の秘訣

現在は、オンラインコミュニティやTwitterでも集客を行っていると伺っています。

杉山:前職で仲良くしていた税理士からのご紹介が元々のご縁なのですが、自分の顧客獲得のチャンネルとして一味違うものが、YouTuberの両学長という方がやっているリベシティというオンラインコミュニティです。「お金の大学」という50万部以上売れている本も出しているのですが、オンラインコミュニティの中に「税金相談室を作りたい」ということで、私も是非協力したいという思いから、参画することにしました。

税金相談室には副業をやっている方のちょっとした質問から、相続に関する質問など様々なものが来るのですが、1日5~10件、回答をしています。Twitterでもアカウントを持っているのでそこからDMにてご相談をいただくこともあります。結果的に、ご相談をいただいたことがきっかけで、お客様になるケースが多いのです。

一番多い相談内容や、運営していて大変なことなどありますか?

杉山:相談内容で多いのは、会社員としての本業があって、それとは別に副業としてせどりなどの物販、アフィリエイトやYouTubeなどによる収入を得ている方などからのご相談ですね。コロナの影響もあってか、副業への意識は高まっていることを実感します。また、相続関係の相談も多く、普段税理士との接点がない方や、セカンドオピニオン的に聞きたい方からの質問の場ともなっていますね。

大変なことと言えば、結構グレーな質問も多かったりするので、そのあたりの回答は難しいですね。

リベシティでは、意識の高い方がとても多く、私自身も多くの刺激をもらっています。

日本のマネーリテラシーはまだまだ高くはないので、こういったコミュニティがもっと広まれば良いのになとは日々思っています。

相続の相談を身近にできるように。杉山氏のこれからの挑戦

今後、さらに取り組んでいきたいことはありますか。

杉山: 今後、取り組んでいきたいと思っているのは、相続が必要なのに普段税理士と接点を持っていない方に対して、相談を簡単にできるような仕組みづくりをしたいですね。近い将来に相続の発生が想定される80代くらいの親がいれば、その子どもは50、60代くらいです。そういった方のニーズを拾って、アプローチする手法が取れないかと思っています。現在、私がやっているオンラインコミュニティやTwitterのように、気軽に相談できるコミュニティなどを作れたらと思っています。

相続は、平成25年度の税制改正で基礎控除が下がってからは、戸建てなりを所有していると、多くの方が相続税申告の対象になるのです。ただ、普段税理士と付き合いがないような方々は、相談できる機会も少ないですし、あまり気にされてない方が多いように感じます。勿論、何か相続系のセミナーに行くような方々は心配ないのですが、なかなかそういう人も少ないのかなと。

しかし、いざと相続となったときに揉めてしまったり、納得のいく相続にならなかったりするケースに繋がってしまうことは往々にしてあります。なので、そういう方々に相続の事前対策なり、そもそも相続ってどういうものか?というのをフランクに届けたいと思っています。

1つはtwitterでマイルくんをさらに、親近感あるものを育てて、情報発信をしていきたいです。そのためにはまず私という税理士を知っていただく機会を増やさなければならないですし、そのためにさらにtwitterなどのフォロワーを増やしたいです。また、出版も企画中なので、そのあたりも活かしていきたいと思っています。

また、私の事務所は一風変わったバー仕様になっているので、狭い会議室での打合せとかではなく、フランクにお話出来るのも強みの1つと思ってます。夜はここで軽く飲みながらなんてことも出来ますよ。

これからも少し変わった新しい視点で色々なことにチャレンジしていきたいと思っています。

 

【編集後記】

SNSを駆使し、集客に成功されているマイルくん。お話をお伺いする中で運営においてリアルなお話も伺える貴重な機会となりました!杉山先生ありがとうございました!

杉山雄司税理士事務所

●設立

2019年1月

●所在地

東京都港区赤坂1-5-13 祥文堂ビル3階

●理念

税金をより身近なものに

●企業URL

https://www.sugi-taxoffice.com/

 

 

著者: KaikeiZine編集部

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