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すべての経済活動をデジタル化する。会計業界に懸ける思いとは/前編 【株式会社LayerX 石黒卓弥氏・後神勇次氏】

今回話を伺ったのは株式会社LayerX石黒卓弥氏・後神勇次氏。“すべての経済活動をデジタル化する。”というミッションを掲げている同社。会計事務所、税理士法人でのデジタル化をさらに進めていきたいと語るお二人に、請求書AIクラウド LayerX インボイスの導入についてのメリットや、実際に導入をしたお客様からのリアルな声などを伺った。(取材:KaikeiZine編集部)

株式会社LayerX 後神勇次氏 (左) 石黒卓弥氏(右)

大企業からスタートアップ企業への転職。日本の経済活動をよくしていきたい

お二人のこれまでのご経歴と、現在の仕事内容をお伺いできればと思います。

石黒: ファーストキャリアは、株式会社NTTドコモで法人営業や人事業務を行いました。その後、株式会社メルカリに入社し5年半、人事採用部門を立ち上げ、組織拡大をしました。今から1年半前に株式会社LayerXに入社し、人事と広報の責任者をしています。私たちはスタートアップ企業ですので、基盤を整えていくために採用活動や組織作りに注力しています。広報は、主にto Bサービスですね。社会の信頼を積み上げるという観点での広報活動に注力しています。

後神:私は1社目、バンテリンやウナコーワクールなどを扱っている興和株式会社に入社しました。社内には国内外から機械設備を仕入れて、製薬会社やお菓子メーカーに導入するという部門があり、そこで5年ほど法人営業をしていました。大きな組織にいて、その良さも感じていましたが、もう少しスピード感をもって自走できる環境を求めてクラウドソーシングを運営している株式会社クラウドワークスに転職しました。新規事業でオンラインアシスタントサービスを立ち上げました。ここでは4年間勤務しました。

LayerXでは基本的にはビジネスサイドをメインに対応しています。会計事務所とコンタクトを取り、自分で商談もします。セミナーのセッティングやオンライン展示会の調整も行います。このようにお客様と接点を持てる場所で、あらゆることに向き合っている感じです。

お二人がLayerXに入社されたきっかけは何でしたか。

石黒:私はメルカリに5年半いました。今でも本当に素晴らしい会社だと思いますし、日本のスタートアップを牽引している会社です。しかし一方で、新しく、また小さなところから大きなチャレンジができる機会があればやってみたいという気持ちもありました。そんな時に元々知り合いだった代表取締役の福島、取締役の手嶋と話をする時間をもらい、二人が目指す世界の大きさが新鮮で魅力的に感じました。

二人の話は、元々私が携わっていたCtoCというコンシューマービジネスと対極にあるようなBtoB。ただ「対極」とはいえ、それまでやってきたことと共通する部分も感じました。私がそれまで携わってきたのは、採用担当として人を動かすこと。広く捉えるのであれば2010年代にゲームやアプリなどに集まっていたたくさんのソフトウェアエンジニアのパワーを次はtoBへ、日本の生産性を高めるという部分でそこに私が力添えできたら、社会を変えていく一助になれるのではないか。そう考えて、当社への入社を決めました。

後神:前職のオンラインアシスタントは、従業員がコア業務に集中できるように、非コア業務をオンラインで繋がっているアシスタントに任せるというものでした。ですが、そもそもオンラインアシスタントがコア業務をなぜできないのか、という葛藤もありました。

そんなときに石黒さんたちのClubhouse(クラブハウス:音声SNS)を聞き、その後にプロダクトのデモを見せていただいたときに、これは「売れる」とイメージが湧いたのです。これが転職のきっかけですね。

誰でも使える?!請求書AIクラウド LayerX インボイス

最近よく耳にする”経理DX”。そもそもDXとは何のことを指すのでしょうか。

※LayerX資料より引用

後神:DXはデジタル化のことですが、図のようにそのレベルは大きく4つに分かれています。

レベル1では、ツールをデジタル化するようなことです。例えば、会計事務所などで言うと、チャットアプリなど、コミュニケーションツールの導入。

レベル2では、業務のデジタル化です。例えばLayerX インボイスでは、請求書をOCRが読み取って、更に会計ソフトへ入力するといった業務がデジタル化によって一気通貫でできるようになります。

レベル3では、業務の高度化。全自動で回るイメージです。銀行のATMと繋いで、自動決済されるといったものも、ここに該当します。

レベル4は、ブロックチェーン(取引履歴を暗号技術によって過去から1本の鎖のようにつなげ、正確な取引履歴を維持しようとする技術)など。当社はここを担うことを礎業に立ち上げられた会社でもあります。

今、日本でDXというと、だいたいレベル1もしくはレベル2くらいを行っています。ですから私たちはその次の段階へ進むためのご支援をしています。

貴社のLayerX インボイスの紹介動画ではOCRではなくAI OCRと紹介されていましたね。

石黒:はい、今までのOCRでは、例えば保険帳票など、同じ場所に同じ四角がある所は読み取れる、というものが主流でした。しかしAI OCRでは、定型ではないもの、非定型帳票を読み取れるように進化しています。請求書の形が異なっていても、ある程度の精度で自動で読み取っていきます。

【読み取り手順】

1 “請求書をアップロード”を選択

2 請求書アップロード画面にてアップロードしたい請求書を添付

3 アップロードの完了

 

▼経理DXソフト「LayerX インボイス」請求書アップロード画面 動画▼

石黒:OCRの性能を高めているのがエンジニアのメンバー。事前のセットアップ情報やお客様の請求書情報等を学習し、どんどんいいものになっていきます。ハンコの印影が文字や金額に重なっているケースでも読み取れるような工夫がされています。

 ちなみに現時点では請求書のみだと思いますが、今後は他の書類などの対応予定はあるのでしょうか。

後神:今のところはまだないです。今後は見積書や発注書などにも対応していけたらと思っています。

お客様からのリアルな声

実際に導入されたお客様からはどのような声をいただいているのでしょうか。

後神:お客様とお話ししていると「会計の前段階、月次決算の前段階の書類を、これだけ楽にしてくれたので、もっと発注書や検収の部分にも対応してほしい。」というお声をいただきます。いつかは一気通貫に、というお声に、こちらもお応えしたいとチームの中でもよく話しています。

実際に導入された会計事務所はどのような反応でしたか。

あるお客様からの声ですが、約75%の業務が削減されたと伺っています。今まで請求書の入力業務に2営業日掛かっていたものが、約半日で終わったとのこと。また、会計ソフトの中に取引先のデータや今までの仕訳データが入っていて、それを銀行の口座情報が入っているLayerX インボイスと連携するので、取引先に紐づけられて間違いがなくなったり、短時間で業務が終わるようになったというお話も聞きます。

短時間で導入が可能と伺いました。なぜ可能なのでしょうか。

石黒:まず、会計事務所で使われている会計ソフトと連携できるというところがポイントです。過去のデータを会計ソフトからいただいて入れるという形にしていて、その連携は5分~10分。長くても数時間ぐらいで同期できます。元からあるデータを取り込むだけなので、設定が早いということですね。

AI化が進んでいく中で、まだまだ紙をメインに対応していきたいという会計事務所もあります。普及を進めるうえで難しさを感じる場面はありますか。

後神:会計ソフト自体に慣れていらっしゃらないという事務所も、もちろんゼロではないですね。とはいえ、クラウド会計を入れられている事務所は増えましたし、新しいサービスに対しての抵抗感は、数年前と比べると、かなり無くなってきていると思います。先程の話にもありましたが、DXのレベル1を体験されている方が非常に増えているのではないかという印象です。ただ、全員が全員、そうかと言われると、そうではない部分ももちろんあります。

 

【編集後記】

今後普及していくと予想されるLayerXインボイス。請求書以外の書類の対応も検討されているとのことで、益々業務効率化が進むことが期待されます。後編ではこれからの会計業界に期待していることなどを日々会計事務所の方とお話しされている現場目線で伺いました。石黒様、後神様、ありがとうございました!

▶LayerXインボイス紹介動画はこちら ※1分20秒の動画です

https://www.youtube.com/watch?v=3guu2GCkhmw

▶LayerXインボイスについてはこちら

https://www.layerx.jp/invoice

株式会社LayerX

●代表取締役・CEO

福島 良典

●設立

2018年08月1日

●所在地(東京本社)

〒103-0004 東京都中央区東日本橋2-7-1 FRONTIER東日本橋7階

●理念

すべての経済活動を、デジタル化する。

●企業URL

https://layerx.co.jp/

 

 


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著者: KaikeiZine編集部

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