3.上場に向けての課題

上場する際の課題は、プロスポーツチームを上場させるという前例の無い新しい取り組みにおいて、証券会社や東京証券取引所に理解してもらえるよう進めていくことでした。プロスポーツチームは儲からない、上場できないという考えが世の中には定着しており、実際のところ、スポンサーやチケット収入に頼った経営であると、上場は非常に困難となります。そうなると、「スポーツ×○○」といった掛け算のある事業体を増やしていって、堅実に売り上げを成長させていく必要があります。こうしたプロスポーツチームの上場に対する考え方に加え、我々は、株式投資型クラウドファンディングで上場した初めての案件でもあります。このような資金の集め方の会社は上場できないという都市伝説もあるように、上場に適した資金調達方法として認識はされていませんでした。
このように、様々な初めてづくしの状況下で行われるプロスポーツチームの上場では、新しい仕組み自体を証券会社や東証に理解してもらわないといけないことが大きな課題でした。
4.東京プロマーケットのメリット
東京プロマーケットに上場して感じるメリットは、経営者が思い切ったチャレンジができる点と、スポンサーの開拓に有利になるという点です。思い切ったチャレンジというのは、東京プロマーケットでは個人保証が外せるため、経営者がスピード感を持ってチャレンジングに事業を進めやすくなるということです。
また、地方だと特に上場会社の数が限られているため、上場するだけで上場会社の仲間入りができます。それが採用力強化や信用につながり、事業として勝負しやすい環境が舞い込んできます。このように、投資する時間やチャレンジする苦労に比較してメリットが大きいのが東京プロマーケットです。
さらに、こうした時間的・労力的なメリットに加え、東京証券取引所での上場となるため数字の大小に関わらず、上場しているという差別化やメディアからの注目度、扱われ方が大きく変わり、スポンサー営業で有利に働くようになりました。
5.東京プロマーケットへの上場を迷っている皆様へ

経営者として成長していく、または半永続的に会社を運営する上では、様々な最低限の準備をしないといけません。そうなると、意味があるかどうかではなく、会社の成長のためにガバナンス、ディスクロージャーを行っていくことになります。また、上場することで上場会社の仲間入りができるため、社員側にもメリットになります。どうせ会社をやるのであれば、上場を目指す段階で様々な成長がある上、上場後の成長性、資金調達がしやすくなるなどのメリットがあるので、チャレンジしてみてもいいのではないかと思います。



