11.新創監査法人

(1)基本情報

* 「業務及び財産の状況に関する説明書類(第21期)」による。以下同じ。

(2)沿革

2000年6月14日に設立され、その後、合併、名称変更等はありません。

(3)売上

* 「業務及び財産の状況に関する説明書類」では百万円単位で開示されているが、ここでは千円単位で表示

2020年12月期の業務収入は6億41百万円となり、前期の5億72百万円と比べて69百万円の増収(+12.1%)となっています。

うち、監査業務は5億95百万円となり、前期5億18百万円に対して77百万円の増収(+14.9%)となっています。また非監査業務は45百万円となり、前期54百万円に対して9百万円の減収(△16.7%)となっています。

なお、業務収入に占める監査業務の割合は91%であり(前期は93%)、中小監査事務所の平均値である85~90%に比べると監査業務の割合はやや高めとなっています。

(4)クライアント

① 監査クライアント数

* 「業務及び財産の状況に関する説明書類(第21期)」より引用

② 非監査クライアント数

* 「業務及び財産の状況に関する説明書類(第21期)」より引用

(5)コメント

新創監査法人は2000年に設立された監査法人であり、設立以降、合併や名称変更等はありません。東京都中央区の銀座に主たる事務所を構えており、それ以外の従たる事務所はありません。

2020年12月期の業務収入は6億41百万円であり、中小監査事務所の中で上位に位置しています。監査クライアントとしては歌舞伎などの演劇事業や映像事業などを行う松竹株式会社やそのグループ会社である株式会社歌舞伎座、不動産業を営むトーセイ株式会社を抱えています。その他、学校法人監査が15社と比較的多く、さらに大手監査法人のうち有限責任監査法人トーマツとPwCあらた有限責任監査法人の監査も行っています。

なお直近の株式公開企業に対する監査契約の状況について、2019年及び2020年いずれも新規上場企業は担当していないようです。(*1)