12.東邦監査法人

(1)基本情報

* 「業務及び財産の状況に関する説明書類(第43期)」による。以下同じ。

(2)沿革

1979年3月6日に設立され、その後、合併、名称変更等はありません。

(3)売上

* 千円単位(切捨)にて表記

2021年3月期の業務収入は6億17百万円となり、前期の5億80百万円と比べて37百万円の増収(+6.4%)となっています。

うち、監査業務は5億98百万円となり、前期5億61百万円に対して36百万円の増収(+6.6%)となっています。また非監査業務は19.2百万円となり、前期18.7百万円に対して0.4百万円の増収(+2.5%)となっています。

なお、業務収入に占める監査業務の割合は97%となっており(前期も同率)、中小監査事務所の平均値である85~90%に比べると監査業務の割合が高めと言えます。

(4)クライアント

① 監査クライアント数

* 「業務及び財産の状況に関する説明書類(第43期)」より引用

② 非監査クライアント数

 

* 「業務及び財産の状況に関する説明書類(第43期)」より引用

(5)コメント

東邦監査法人は1979年に設立され、その後、合併や名称変更等はありません。事務所は東京都千代田区に構えており、それ以外に従たる事務所は有していません。

2021年3月期の業務収入は6億17百万円であり、中小監査事務所の中で上位に位置しています。監査クライアントとしてはバッグやジュエリーなどを扱う株式会社サマンサタバサジャパンリミテッド(2021年5月27日に監査法人アリアに交代)、接着剤で有名なセメダイン株式会社などを抱えています。

東邦監査法人は2008~2018年に渡ってフィットネスクラブ大手であるRIZAPグループ株式会社の会計監査も担当しており(後任監査人は太陽有限責任監査法人)、2019年前後にはM&Aを利用した負ののれんの取り扱いで話題となりました。

直近の株式公開企業に対する監査契約の状況について、2019年及び2020年いずれも新規上場企業は担当していないようです。(*1)

 

(第5回に続く)

 

【出典・引用】

*1 「2020年IPO総まとめレポート」、東京IPO


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