どれほど素晴らしいアイデアであっても、自社だけで実行することは非効率です。
事業の構築、運用においてパートナーが欠かせません。
【儲けのしくみ】ビジネスモデル構築の極意第46回は、「協力者」です。

協力者とは何か

協力者とは一緒にビジネスモデルを動かしてもらうパートナーのことです。

例えば、ニュース専門サイトでのライターや専門家、飲食店での食材の仕入先である商社や農家などがあてはまります。

新しいビジネスのすべてを自社で動かすことができれば理想です。

しかし、内製だけではノウハウや人材が確保できないことや、利益面で割に合わない場合があります。こうした問題をクリアするために、協力者が必要なのです。

協力者に提供してもらうもの

新しいビジネスを考えるにあたって協力者に「何を」提供してもらうのか。

提供してもらうものには、次の5つの種類があります。

  1.  スキル・技術
  2.  モノ
  3.  資産
  4.  情報
  5.  時間

1つずつご紹介していきましょう。

1.スキル・技術

美容室の美容師、システム開発会社のエンジニア、学校や予備校における講師など、専門的なスキルや技術を持つ人からそのスキルを提供してもらいます。

自社で社員として雇用すれば固定費が発生します。また、専門性がある人は単価も高くなりがちですし、昨今の人材不足でそもそも確保することが難しくなっています。

そこで、その人を雇うのではなく、その「スキル・技術」だけを提供してもらう協力スタイルを取るわけです。

この流れで大きく市場が拡大しているのが、クラウドソーシングやシェアリング。時間単位やタスク単位で提供してもらうことで、提供者側にとっても負担が少なくなるメリットがあります。

2.モノ

原材料や商品を提供してもらう、いわゆる「仕入れ」です。

大きく3つのパターンがあります。

1)【原材料】を仕入れ、自社で加工し、ターゲットに提供する

2)【商品】を仕入れ、販売する

3)自社の【原材料】(または自社が指定した原材料)を仕入れてもらい、その企業で加工したものを自社が仕入れ、販売する

1つめが製造業、2つめが小売または卸売業です。

3つめは、いわゆる「ファブレス企業」のことです。

自社は企画・設計だけに専念し、デザインされたものを協力者で製造してもらう流れです。

上記の3つ以外にも業界特有の方法として、百貨店や書店における「委託販売」や「消化仕入」という形式もあります。

委託販売はあくまで「売る場所」を提供するだけ、消化仕入れは、売れた分だけを仕入れる方法です。