Deloitte Touche Tohmatsu、Pricewaterhouse Coopers、Ernst & Young、KPMG-BIG4と呼ばれる4つの国際会計事務所について、2021年12月時点で入手可能な情報をもとに、売上、人員数の点から比較をしていきます。

BIG4とは
グローバル規模で大きな存在感を放つDeloitte Touche Tohmatsu(以下DTT)、Pricewaterhouse Coopers(同PwC)、Ernst & Young(同EY)、KPMGの4つを合わせて「BIG4」「4大国際会計事務所」と称します。日本の4大監査法人とは次のような提携関係にあります。
公認会計士・監査審査会の「令和3年版モニタリングレポート」によると、日本、アメリカおよびイギリスにおける主要な上場会社に対する4大グローバルネットワークの監査業務シェア(会社数ベース)は、それぞれ96%、99%、97%となっています(*1)。
日本でも大手による監査市場の寡占がしばしば問題視されますが、アメリカとイギリスでは日本以上に大手のシェアが高く、BIG4のプレゼンスの大きさが分かります。
それでは2021年度のランキングを見ていきます。
なお、売上等は以下の資料を参考にしています。
DTT: 2021 Global Impact Report (*2)
PwC: PwC Global Annual Review 2021 (*3)
EY: Reporting progress on global impact 2021 (*4)
KPMG: KPMG press release(2021/12/9)(*5), Our Impact Plan (*6)