4.IPOの成功要件
ではどうやったらIPOに成功するのか。簡単に言ってしまえば、売上と利益が大きくなって、管理体制がしっかりしたら成功できます。
売上と利益は形式基準を超えて安心して成長していける展望があることです。展望は2022年4月以降の東京証券取引所における一般投資家向けとして一番目指す難易度が低いグロース市場では、事業計画書を開示して示すことも必要となってきます。安定して成長していくためには規模が大きくなっていくことが重要であり、そもそものドメイン(ビジネスで勝負する領域)が市場の成長性があるか、市場の中で他社のシェアを奪えるほどの強い競争力があるかが重要となります。もちろんライバルも必死ですから、他社のシェアを奪えるほどの強い競争力を客観的に示すことはなかなか難しいでしょう。となると、縮小していく国内市場ではなく国際市場でのチャレンジや、シェアを奪うのではなく、M&Aで市場内の統合をしていく戦略が重要となってきます。
管理体制については、単に経理が出来ているだけではなく、法律遵守は当たり前に、コンプライアンスも含めた体制が必要となります。コンプライアンスは労務環境や労務管理といったことや、取引の健全さを書面で担保できる体制レベルで必要となります。
5.まとめ
知っているようで知らないIPO。IPOの定義やメリット・デメリットをよく理解して、IPOという言葉に踊らされないように理解して向き合っていきましょう。IPOはメリットも大きいですが、面倒に感じることも多いので、なんとなく向き合っていると辛過ぎると感じる時が多々あるでしょう。しかし、よく知れば納得感があったり、上場会社なら当たり前のことだと理解できたり、自分たちにもメリットのあることがわかり向き合い安くなると思います。まずは知ることから!
【従業員向けIPO研修について】
IPOという言葉は独り歩きしがちですね。
しかし影響を受ける従業員には十分な説明がされないことがどの会社でも慣習となってしまっています。
IPOに関することは会社のガバナンスに関することなので知っていて損がないどころか組織としては重要なことです。経営者にとっては従業員の理解を得られ、孤独なIPOチャレンジからも解放されます。
助成金制度を活用すれば実質無料でIPO研修を実施することが可能です。
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