近年、飲食店の新たなる資金調達の方法としてクラウドファンディングの活用が注目されています。そこで今回はクラウドファンディングについて説明します。

クラウドファンディングとは!?

都内で鉄板焼を開業しようとしているuさんは、飲食店の開業にクラウドファンディングが活用できる話を聞いて興味がありますが、内容がイマイチよく分からず悩んでいました。

クラウドファンディングとは、インターネットを通じて不特定多数の人に資金の提供を呼び掛ける資金調達方法です。主にMakuake(マクアケ)やCAMPFIRE (キャンプファイヤー)などの資金調達を専門に扱うクラウドサービスを利用して、プロジェクトを立ち上げ、資金を募ります。マクアケでの平均調達額は250万(飲食店以外も含む)と言われており、クラウドファンディングの市場規模も年々拡大しております。クラウドファンディングは、購入/寄付型、融資型、株式投資型などの種類がありますが、飲食店で活用しやすいのは購入/寄付型になります。

飲食店の場合、新規オープンやリニューアル、○周年記念などのイベントにクラウドファンディングを活用するケースが多いです。お店は支援者から資金を調達し、「リターン」と呼ばれるモノやサービスでお礼をします。飲食店のリターンとしては、食事券、特別プラン、お店の会員権、名入れ用品の販売など来店のきっかけになるものや、お店づくりに参加できる権利などがあります。そのため、クラウドファンディングで獲得した資金は融資とは異なり、返済不要になります。