自動車税の納税期限が5月末に迫っている中、国土交通省をかたった自動車税のフィッシング詐欺が報告されています。また、車の各種税制の軽減の実現を働きかけていくと、JAFが公式Twitterで投稿しました。

自動車持ちの方には5月上旬頃に納税通知書が届いているはずですが、「自動車税」の納税期限が、5月末に迫っています。

そのタイミングを狙った、国土交通省をかたった自動車税のフィッシング詐欺が話題になっていますね。

国土交通省を装ったSMSからフィッシングサイトへと誘導し、自動車税の納付が済んでいないとあおり、「Vプリカ」で金銭の納付を促すそう。

国土交通省からも、「【国土交通省】重要なお知らせ、必ずお読みください」「督促状で指定した期限までに未納の自動車税が納付されない場合、財産の差押えを行います」などの文面でSMSが届くようだが、自動車税の督促状や納付のお知らせ等を国土交通省からお知らせすることはありませんとの注意喚起が出ています。

国土交通省を名乗るフィッシングサイトに関する注意喚起

ということは、自動車税の納付をうながすSMSが届いたら、詐欺と判断して間違いないでしょう。

ただし、自分はだまされないと思っている人がオレオレ詐欺に引っかかるというのも、よく聞く話ですよね。

国土交通省をかたるSMSで「財産を差し押さえる」と言われたら、早合点をして振り込んでしまう人がいてもおかしくありません。

怪しげなSMSが届いたら、ぜひ冷静に対処するようしてください。

 

もう1つ、自動車税の納付時期のこのタイミングで、JAFが車の各種税制に関する意見を公式ツイッターで投稿したことも話題になっていました。

JAFは、自動車に関連する21団体で構成される「自動車税制改革フォーラム」にも参画し、自動車総連(全日本自動車産業労働組合総連合会)と共に、車の所有者に課せられる税負担が過重だとして、軽減の実現を働きかけていくそう。

ちなみに自動車税の税額ですが、新車登録から13年が経過すると約15%上乗せされ、支払う額が大きくなることがあります。

最近お笑い芸人の間でも旧車乗りが増えていたりしますが、自動車税は4月1日時点で車を所有している人に課税されるため、3月に車の売却を検討する旧車乗りは少なくないそうですよ。