公認会計士試験の勉強時間が多い理由

公認会計士試験は範囲の広さと、競争試験であるという2つの特徴で勉強時間が多くなります。

こちらでは試験範囲と試験の特徴についてご紹介します。

試験範囲の広さ

公認会計士は、企業の財務状況を的確に分析し、その情報を関係者に正確に伝える役割を果たす専門家です。

基礎的な会計の知識だけでなく、企業法、管理会計論、監査論など、多岐にわたる専門分野の知識が求められます。

公認会計士の試験は短答式試験4科目、論文式試験5科目ですが、短答式試験の中の財務会計論と管理会計論は、理論編と計算編をそれぞれ学ぶ必要があります。

実質、「簿記」「財務会計論」「管理会計論」の3科目分あると認識するならば、5科目分の勉強が必要です。

また、短答式試験の財務会計論と管理会計論が、論文式試験になると会計学として1科目に変更されるので、論文式試験は実質6科目分あります。

管理会計論の部分では、工業簿記、原価計算、経済的意思決定、経営管理に関する事項を理解する必要があります。

監査論においては、実際の監査の手法や流れ、倫理的側面など、座学と実務的な知識の両方が試されます。

公認会計士試験の試験範囲の広さは、多様なビジネスシーンでの活躍を前提とした、知識と技能の評価が背景にあることを示しているといえます。

公認会計士試験は競争試験

競争試験とは、単に合格ラインを超えるだけでなく、他の受験者との相対的な成績で評価され、上位の受験者だけが合格となる試験形式を指します。

公認会計士は、極めて高い専門性と信頼性を持ったプロフェッショナルとしての役割を果たすため、試験においても高水準の知識と技能を持つ者のみが選ばれます。

このため、受験者全体の中での上位者のみが合格という形式が採用されているのです。

例年、数千人がこの試験に挑戦しますが、合格者は数百人程度です。

合格者の定員が限られており、その定員内での上位者だけが合格となるためです。

競争の激しさは、受験者にとっては、単に知識を詰め込むだけでなく、戦略的な学習や独自のアプローチが求められることを意味しています。

まとめ

公認会計士試験は非常に難易度の高い試験であり、少なくとも約2,500〜3,500時間の学習が必要になります。

難易度の高い公認会計士試験で合格を勝ち取るには、継続的な学習が必要です。

また、公認会計士試験は短答式試験と論文式試験があり、試験科目や出題形式に違いがあるため、各試験にあった勉強の仕方をしましょう。

短答式試験は基礎的な内容を広く漏れなく頭に入れるように勉強します。

論文式試験はそこから論述が入ってくるので、「こう出題されたら、こう論理展開して回答する」というパターンを把握するように勉強するのがおすすめです。

十分な勉強時間と適切な学習を行い、合格の可能性を高めましょう。


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