場所や組織に縛られず、自分らしさを大切にしながら「楽しい」士業の未来を仲間とともに描く。しかも、関西でのfreee顧客件数は11年連続No.1 ── そんな士業チーム「Evergrow」がお届けするリレー連載3回目は、岡山竜公認会計士・税理士が、独立3年目でゼロから全国約70社の顧客を担当するまでの軌跡を振り返ります。

この記事の目次

Evergrowの岡山竜会計士・税理士

岡山 竜

公認会計士・税理士。2012年に公認会計士試験合格後、監査法人にて製造業・通信業を中心に上場企業の会計監査に従事。2017年に上場企業に転職し、グループ会社のバックオフィス管理・支援業務に従事。2019年に税理士法人に転職し、株式会社、個人、医療法人、社会福祉法人や非営利法人の税務業務に従事したのち、2023年1月に岡山竜公認会計士・税理士事務所として独立開業。同時にEvergrowへ参画。女子3人の父として日々奮闘中。

※この連載は、「すべてのスモールビジネスを支える統合型経営プラットフォーム」を掲げるfreeeの協力でお送りしています

 

Evergrowに加入してから、あっという間に3年がたちました。
家族を大切にし、仲間と切磋琢磨しながら、日々を「楽しみ」つつ仕事ができる ── それは独立して得た何よりの幸せです。

第1回では小松さんがEvergrowの理念やスタイルを語り、第2回では浦部さんが独立1年目のリアルをつづってくれました。
今回は、私自身が独立して3年間の軌跡を振り返り、その景色をお伝えしたいと思います。

独立のきっかけ、Evergrowとの出会い

監査法人を退職する際、独立という選択肢は当時まったく考えていませんでした。

転職先の事業会社で新規事業の立ち上げを任され、子会社をゼロから作り、経理・人事・総務の仕組みを整えることに挑戦したのが大きな転機です。
監査では「完成したもの」を確認しますが、一から仕組みをつくるのは想像以上に大変で、同時に動き出した瞬間の手応えは圧倒的でした。

その経験を通じて、「独立して多くの会社の仕組み作りを支援したい」と強く思うようになったのです。

さらに大きかったのは、「家族との時間」です。
勤務時代は会社のルールや時間に縛られ、家族と過ごす時間を十分に取れないことも少なくありませんでした。
学校行事に参加できなかった日もあり、子どもの悲しそうな顔を見るたびに、「このままでいいのだろうか」と自問自答を繰り返しました。

そして決意しました。
「たった一度の人生、死ぬときに後悔しない生き方をしよう!」と。

ただ、税務については自信がなかったため、独立前に税理士法人で修行を積むことにしました。
株式会社などの営利法人から、医療法人、社会福祉法人、一般社団法人・財団法人といった非営利法人まで幅広い顧客を担当し、知識の幅が一気に広がりました。
そのなかで出会ったのがクラウド会計ソフトfreee。銀行やカードと自動連携する姿に「会計の常識が変わる!」と感動したことを鮮明に覚えています。

Evergrow代表の小松さんは私と同じ監査法人の出身。
さぁいよいよ独立するぞ!というタイミングで、共通の知人であったEvergrowのメンバーを介して声をかけてもらいました。
「家族を大切にしよう」「楽しく仕事をしよう」「お客様に喜んでもらえることをしよう」というEvergrowの理念は自分の価値観そのもので、迷うことなくEvergrowに飛び込みました。

独立1年目 ── とにかく挑戦!

顧客ゼロからのスタートだったため、いままで経験がないことも含めていただける仕事はすべて引き受けました。
不正調査、会計・税務の企業研修講師、補助金の事業計画作成支援、会計監査の非常勤勤務、freee会計導入支援。

なかでもfreee会計導入支援はその会社の業務をいちからヒアリングし、freee会計へどう落とし込むかという仕組みづくりであり、まさに携わりたい業務そのものでした。

Evergrowには多数の案件が来ていたため、たくさんの導入支援を経験することができました。
独立する前からfreee会計を使っていたのですが、導入支援をこなすたびに新しい機能の発見や習熟度が増すのを実感しました。

導入支援は日本全国のお客様が対象で、基本的にはオンライン実施のため確認できる証憑がどうしても限定的になります。
比較的規模の大きなお客様の支援で、なかなか前に進めなかったことがありました。
それなら「お客様のところに行ってみよう!」と思い、実際に北海道まで訪問し、システムの画面や証憑を直接確認させていただくことで、会社業務の理解度が格段に上がりました。
また、直接お会いすることでお客様との距離も近くなり、支援をより効果的に進めることができました。
導入支援完了後に、「業務量が冗談抜きで1/10になったよ。本当に助かった!」と感謝されたときは、心からうれしかったです。

あわせてEvergrowを通じた税務案件も広がり、1年目で18件という多数のお客様と税務顧問契約をさせていただきました。

結果、独立1年目の収入割合は税務業務30%、コンサル業務・その他70%となりました。

独立2年目 ── 軸の確立

2年目に入り、自分のなかで完全に業務の方向性が固まりました。
「freee会計を駆使し、経理業務を圧縮・効率化したうえで、お客様自ら記帳していただく税務顧問業務」です。
基本的に記帳代行業務はお引き受けしていません。事業を経営する以上、日々の数字をしっかりと把握して欲しいからです。

freee会計を使えば、記帳業務はかなり圧縮できます。
例えば機能の一つについている小口現金出納帳機能で日々の入出金を入力すれば、会計帳簿まで連携ができます。
入力も、スマホで写真を撮ってそこから登録できますし、写真は原本としてfreee上に保管されるため、領収書などの紙をわざわざノートに貼って保管する必要もありません。

freee会計を使っていないお客様については、導入支援同様にいちから業務をヒアリング・理解し、上記のような機能を使ってfreee会計に効果的・効率的に登録ができるように、落とし込みを行います。
freee会計をすでに使用しているお客様についても、業務をヒアリング・理解し無駄がないかを確認して、改善を進めていきました。

独立2年目は税務顧問先が54社に増え、収入割合は税務業務70%、コンサル業務30%と税務業務の割合が大幅に増える結果となりました。