元祖タラレバ娘、または、ブス界のカリスマ、ぺろりんです。昔は自分が嫌いだったぺろりん。でも、戦闘力を身に付けてからは世界が変わりました。そこで泣いているブス達に金言を差し上げましょう。
こんにちは。
「ブスに産まれて…………!
(ためてためて。。。)
よかったー!!!」
と思っているぺろりんです。
「正気か?」
とみなさん、思っていることでしょう。
なんでこんなぶっ飛んだ思考になったのか。
今日は、私の思い出話を少しさせてください。
小さいころ、自分が嫌いで嫌いで仕方がなかった。
「あの子のように痩せていて、かわいければ」
そう、いま流行りの元祖タラレバ娘だったと言えば、わかりやすいかもしれない。
見た目に対する嫌悪感が半端ではなかった。
「なぜこんな見た目に産んだのよ」と言って、親を泣かせたこともあった。
「生まれ変わったら自分ではない、とにかく美人な顔に生まれたい」
とずっと思い続けていた。
そして、世間は就職活動真っ只中。
私は一般就職ではなく、国家資格を目指すことにした。
なぜなら、就活は中身ではない外見をみられることも多分にあると思っていたから。
同じ能力であれば、美人がいい。
私が採用面接官ならそう思う。
なら倍率を下げる努力をしよう。
見た目だけでない、努力でも獲得できるものがあった方が倍率は下がる。
一人のブスと美人の戦闘力で考えてみよう。単位は“生きる力”。
【前提】ブス:5 生きる力 美人:100 生きる力
ブス:美人=5:100
ブス+簿記2級:美人=10:100
ブス+簿記2級+スキー検定2級:美人=20:100
ブス+簿記2級+スキー検定2級+税理士:美人=50:100
どうだろうか。
もちろん美人と戦う分野によってこの“生きる力”判定は変わるが、塵も積もれば
「ただのブスよりは使えそうかな?」と思わせることができる。
コツコツと努力をすれば、戦える場所が増えていくのだ。
このブスに少しずつ戦闘力を増やしていくとどうなるだろうか。
自信がつくのだ。
「私、何もない美人より“生きる力”があるんじゃないか。」
「一人でも“生きていける”。結婚しても旦那にしがみつく必要がない。自由だ!!」
などと思うようになり、とんでもない性格の悪いブスができあがるのだ。
そして、自信のついたブスは自分を“美”以外の分野で高めていくことが楽しくなっていく。
……と思う。
私がそうであった。
生きるためならなんでもした。
国語の評価が2だった私でも営業のためにブログをコツコツと書き続けた。
嫌いなものも続けていると不思議なもので好きになることもある。
おそらく美人であれば、こんなにコツコツブログを書く必要がないのかもしれない。
しかし、見た目で勝負できないからこそ、自分で身に付けられる戦闘力は何かについて考えた。
「文章を書いてみよう」と思った。
そして、この「文章を書く」という武器を持ってからの私は、言葉の暴力という戦闘力を身に付けた。
今なら言える。
「私をブスに産んでくれてありがとう。ブスだからこそ努力することの楽しさ、達成感を得ることができました。あれだけ、嫌いだった自分。今なら言える、生まれ変わっても自分になりたい。こんなおもしろい人生、絶対もう一度、やりたい」
と今年の母の日はこの文章を手紙にして母親に渡そうと思います。
涙にぬれているブス達よ。
泣いている場合でない。泣いている暇があったら、ブスという個性をくれた親に感謝し、戦闘力を身に付けろ。