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ちょっとおかしいかも?と思ったら―「病気」と「正常」の境界とは

繁忙期になると毎日夜中まで…なんてことも多くなるのが会計業界。「最近ちょっとおかしいと思っていたら、メンタルを病んでいると診断された」なんて話もよく聞きます。
メンタルヘルス系の本やWEB記事を読んだ時、会社で簡単なメンタルヘルスチェックを受けた時、「なんだか自分に当てはまる…!?」と感じたことはありませんか? 心の病とそうでない人、その境界はどのように判断するのでしょうか。

数字で測れない心の病

心の病気と体の病気、大きな違いは「数値にできない」ことです。体の病気が疑われる場合、血液検査をしたり、X線検査などをして病気を見つけたりして、診断を下します。もちろん例外はありますが、多くの病気には「基準値」というものがあり、それを超えたり下回っている場合に病気であると診断されます。

一方、心の病気は数値にできません。たしかに簡易的なテストなどもありますが、それ単体で判断できることはまずありません。

「はい、あなたは基準値を上回ったのでうつ病です」

とはなかなかならないのです。だからこそ、世間に出回っているうつ病チェックやケーススタディを見て「自分も当てはまるのでは」と感じつつも、「そんなに辛いとは感じていないのに病気なのだろうか?」と思ってしまいます。

心の病気はなぜ数値で測れない?

では、なぜ心の病気は数値で測れないのでしょうか。それは、本人の養育環境、現在の生活環境、家族(遺伝的なもの)、ストレス耐性など、さまざまなことを鑑みなければならないからです。

ストレス耐性とは、ストレスを受け止める力のことです。ストレスは誰にでもかかっています。しかし同じできごとに直面したとき、受け止めて処理できる人と、受け止めきれず、心に支障をきたす人がいます。そしてこの違いは、それまでの養育環境など多面的な要因によります。

また、養育環境や生活環境は人によって千差万別。精神科医はそれらを聞き出し、多角的に判断したうえで診断を下すのです。

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