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ちょっとおかしいかも?と思ったら―「病気」と「正常」の境界とは

「生活への支障」で考えてみる

筆者も、さまざまな病気をテーマに、専門医への取材をしてきました。そのたびに「先生がおっしゃっていることがわたしも当てはまるのですが……」と半泣きで聞いていました。しかし、毎回先生方から言われたのは「でも今、ふつうに暮らせているでしょう、だったら大丈夫」ということでした。確かに……毎日(嫌だけど)朝起きて、働いて、夜眠る。友達と飲みに行くこともある。普通の生活は送れています。

これらができない状態、特に「今までできていたはずのことができない」ようになったときは、注意が必要です。朝起きられない、会社に行けない。今まで普通にしていたことができず、生活に支障が出てきたとしたら、それは心がSOSを出していると考えられます。

自己判断はNG―精神科訪問のタイミング

とはいえ、上記のような変化があったからといって100%病気とは言い切れません。前述のとおり、その人の現在の状況、これまでのできごと、ストレス耐性によって事情は変わってきます。結果として病気ではなくても、なんだかおかしいと感じたり周囲に指摘されたら、一度は精神科を訪ねてみるのがよいかもしれません。

「正常」なんて、定義できない

心の病気を定義することはできますが、「正常」を定義することはできません。すべてが正常で完璧な人などいないのです。誰もが病気と正常の間の「グレーゾーン」な部分を持っています。いつも通りの生活が送れているかどうか、それがキーポイントなのです。

著者: でれぱんだ

医療ライター/病の殿堂

数々の健康書の編集・ライティングを手がけるアラサー女子。得意分野は精神科系の疾患。その他、生活習慣病やダイエット系の知識・情報も豊富。取材するたびに「自分もこの病気では」と心配になり「病の殿堂」の異名をとる。

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