なんだか最近眠れない、気分が落ち込む……。そんなときに診察に行く先といえば精神科です。ただ、「精神科」という名前を聞くとなんだか敷居が高く感じてしまう、どんなところなのかもイマイチ想像つかず、なんだか不安……。そんな人も多いはず。でも、精神科はみなさんが思っているよりももっと気軽に足を運べる場所です。しっかり悩みを聞いて、解決策を考えてくれる「いい医師」のいる精神科を見つけるコツをご紹介します。
「精神科」ってどんなところ?─明るくオープンな雰囲気になってきている

「精神科」というとどのようなイメージがあるでしょうか。なんだか暗いような怖いような……牢獄のような……。これらはすごく古いイメージです! 現在は、精神科系の医療機関は、気軽に足を運べるような空間になっています。
こころの不調を感じた時、「精神科」「心療内科」に足を運んでみましょう。「精神科」は、精神疾患を専門とする医療機関、「心療内科」は、心因性、つまり心の不調からくる体の不調を専門とする医療機関です。不眠や、胃がキリキリするなどの体の症状も一緒に診てもらうことができます。「精神科・心療内科」と両方を看板に掲げている医療機関も多くあります。なお、「神経科」は“精神”ではなく、実態のある“神経”を扱うので、まったく別なのでご注意を。(下表参照)

また「精神科病院」「精神科クリニック」などさまざまな名前がありますが、これは規模が関係しています。医療法によると「病院」は20床以上の入院施設をもっている医療機関のことを指し、「クリニック」は入院できるベッドが19床以下、または入院施設がない医療機関です。「診療所」「医院」などもクリニックと同じカテゴリに入ります。
それぞれ、メリットとデメリットがあります。困っていることや生活スタイルに合った医療機関を選びましょう。
