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会計士 中村亨の「経営の羅針盤」第5回-キャリア論/やりたいことが見つからない君へ

日本クレアス税理士法人/株式会社コーポレート・アドバイザーズ代表の中村亨です。経営者として、また会計士としての日ごろの経験から、皆さんのビジネスやキャリアのヒントとなるようなトピックスをカジュアルにお伝えしていきます。今回のコラムでは「やりたいことを見つける方法」について考えてみましょう。

皆さん、こんにちは。

今年に入って2度、メディアの取材を受けました。

メディアといってもいわゆる業界(会計士や税理士の方々を対象にしているという意味です)のメディアで、読者層はこの「KaikeiZine」と重なっていると思われます。

取材の最後には2度とも同じ質問をされましたが、いずれも「うっ」と答えに窮してしまいました。

それは「仕事以外で中村さんがこれからやりたいことは何ですか?」という質問です。

「やりたいこと??」

答えられなかった自分の心の内は「あれっ?自分はやりたいことってないのだっけ?」「おかしいな?」という、何となく感じた違和感というか、即答できない自分に対する違和感でした。

今回のコラムは「やりたいこと」をテーマにしてみます。

そういえば、20代後半から30代前半で、監査法人の仕事もかなり覚えた(つもりになっていただけかもしれませんが)頃、「このままでいいのか?」と悶々としていたことがありました。そんな自分を思い出しながら書いてみます。

「自分は何がやりたいのだろう」こう毎日考えて悩むことは私にもありましたし、皆さんにも経験があると思います。

やりたいことができていると、心に“迷い”はない

私自身のことを少し整理してみました。

結論から申し上げると、やりたいことは以下になります。

  • ・会社を経営すること
  • ・そしてその会社を成長させること
  • ・仲間を増やすこと
  • ・自分の世界観をその経営する会社で表現すること
  • ・これにより自分を成長させること
  • ・当グループのお客様を元気にすること
  • ・困っているお客様を助けること
  • ・入社してきた社員を成長させること

「実現できているかどうか?」については、まだまだ「志、道半ば」と考えており自己評価も難しいところですが、私にとっては「やりたいことはできている」状態であり、心の中に「迷い」はありません。

冒頭のメディア取材においては、「仕事以外でのやりたいこと」といういわば比較的自分の中で優先順位の低い領域を問われてしまい、「受け答えがうまくできなかった」のだと今では自己分析をしています。

適当に、というと取材をしてくれた方々に失礼な言い方になってしまいますが、「世界一周旅行です」とか「フルマラソン完走です」、とか「ゴルフでシングルになることです」などとお答えする準備をしておけばよかったのかもしれません。

「仕事以外でやりたいことは?」という問いには「特にない」が一番近い回答であり、「(旅行やゴルフといった)娯楽的なものに興味はあるがそれほど優先順位が高いとは感じていない」という回答も適切だと思っています。

(勘違いなさらないでください、会計事務所を経営しているからと言って一日も休みなく仕事をしているわけではありません。仕事の優先順位が相対的に「高い」ということでご理解ください)

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