JSOX導入の効果を体感することから生まれる思考プロセスの変更

見たことのない光景や、想像と異なる世界を目の当たりにすると人の視野は広がります。

JSOX担当者は、短期に、多くの事例で「統制導入の効果」を体感するため、統制導入後のイメージを具体的に持てるようになります。
また、JSOXでは実際にサンプルを確認する手続きが求められているため、「しっかりとできている」と思っていた統制が実はボロボロだったということも頻発します。

「統制を導入すると業務がスムーズに回る」、「思っていたほど社内業務はルールが守られていない」の体感が相俟って、徐々に「この機会に会社の業務フローをきれいに整えよう」という思考プロセスに変更していきます。

JSOXはエラーの発生を未然に防ぐ仕組みの導入

JSOX担当者は、プロジェクトの性質から、組織内で発生している様々な法令違反事例、社内ルール逸脱事例に直面します。
社内でエラーが発見できれば大きな問題に至らずに解決できる場合もありますが、外部機関にエラーが検出された場合は相応の対応工数を覚悟する必要があります。外部機関関与の会計監査や税務調査等でエラーが検出されると、事実調査、社内外の説明、改善策の検討、罰則等、精神的にも体力的にも負担の大きい作業が必要となります。

エラー対応は、通常業務に「+α」となるため、業務の平準化が阻害されるだけでなく、平時より多忙な部署においてはいわゆるパンク状態となります。

従業員不正により巨額の会社資金の使い込みが発覚した事例を見たことがありますが、警察対応、弁護士対応等により、担当者は会社から帰ることができない状態となっていました。

JSOXはエラーの発生を未然に防ぐ仕組みの導入です。

業務の平準化を考える場合、業務の前倒しという「タイミングの変更」に加え、「業務絶対数の減少」が重要です。エラーの発生を未然に防ぐことができれば、エラーに対応する工数が回避される効果があるため、JSOX導入がもたらすエラーの発生件数減少は「業務絶対数の減少」につなげることが可能となります。