クラウド型会計ソフト時代における2つの変化
約5年前、私たちはクラウド会計ソフトの時代がくると予測しました。これによって起こる変化は大きく2つあると考えました。
1つ目は、事務所の生産性が大きく改善されることです。クラウドであれば、同時に複数人で入力やチェックをすることが出来ます。お客様が入力中であっても、会計事務所がリアルタイムで修正することができ、また上司がそれを同じタイミングでレビューすることも出来ます。また、システム間がAPI連携することから、自動取り込みが可能になり、転記が不要になります。給与データや税務申告データ等もシームレスになり、圧倒的に業務が省力化できます。
2つ目は、マーケティングの観点です。以前は会計ソフトを選ぶのは会計事務所側でした。顧問税理士が変わると、その会計事務所が使っている会計ソフトに切り替えるのが一般的でした。しかしながら、これからの時代は企業側が会計ソフトを選ぶようになると考えました。なぜなら、クラウド会計ソフトは会計にとどまらずERP化しており、会計ソフトの選択は企業にとって重要なバックオフィス全体のシステム選択と同義になるからです。そのため、企業側がこのソフトを使いたいと指定するようになる。クラウド会計に対応していないと企業が会計事務所を選ぶ選択肢から外れるようになってしまうのではと予測しました。
そこで、どのクラウド会計を選択するかについて各社を検討した結果、私たちはfreeeを選びました。なぜfreeeだったのか、その理由は3つありました。



