新型コロナウィルスの影響もあり、クライアントから求められる会計事務所への期待について、税務だけではなく、財務コンサルティング領域へも急速に高まっています。本シリーズでは会計事務所に役立つ有用なノウハウをお持ちの会社にインタビューして参ります。本記事は第一回目としてファクタリングについてピーエムジー株式会社様にお伺いしました。

目次

0.前書き ~ 会計事務所のクライアントサポートへの新型コロナウィルスの影響 ~

1.インタビュー先の会社概要

2.そもそもファクタリングとは何か?

3.【動画】会計事務所に役立つノウハウをインタビュー

4.まとめ

0.前書き ~ 会計事務所のクライアントサポートへの新型コロナウィルスの影響 ~

昨今、新型コロナウィルスの影響により資金繰りの課題に窮するなどして、財務戦略への意識が高まっている経営者が急増しています。そういった財務指導のニーズに対して、①どこまで対応するのか、②そもそも対応できるのか、会計事務所によってかなり差がある状況です。

元よりAIやRPA、進むIT連携などにより会計事務所の作業業務が縮小傾向にあり、生き残りをかけた付加価値創造のために財務領域へ目を向ける会計事務所も増えてきています。

経営者の目線で言えば、新型コロナウィルスの影響がなくても、会計事務所に財務戦略を相談したいというニーズは従来からありました。

しかし、経営者からすると会計事務所という存在は財務戦略の相談について①どこまで相談できるのかわからない、②実際に相談はしてみたけれど過去の数値の話や税金計算しか会話が出来ないなど、期待値を超えられていなかったという状況があるかと思います。

さらに、世の中には財務に役立つサプライヤーはたくさんおり、経営者はそういったサプライヤー達と偶然出会って個別に都度検討しているのです。

会計事務所はクライアントの数字が直接見られる、もっと言えば唯一の財務状況に気づけるポジションにあり、経営者は頼りたいというニーズも強いです。今回の新型コロナウィルスの状況下では、早くにアラートを発していれば経営者が困らずに済んだのにと感じていたり、役に立てたことがあったと後悔したりしている会計事務所もあるでしょう。

とはいえ、会計事務所のマネジメントを考えたときに、財務のコンサルティング領域をこれまで専門として取り組んでいなかった場合、急に網羅的な対応を始めることは過剰な負荷を感じるでしょう。

前置きが長くなりましたが、本インタビューのシリーズ『会計事務所に役立つノウハウをインタビュー!』では、会計事務所にとって財務領域に取り組む際に心強い援護射撃をしてくれる会社様を紹介していきます。

インタビュアーの松本ゆうやは公認会計士にも関わらず、税務どころか監査業務すらほとんど仕事にしていません。コンサルティングや広告代理店などいわゆる普通の仕事をメインの生業にしているため、経営者から経営者目線で気軽に財務の相談が出来る相手として多くの相談対応を行ってきました。

財務の相談はノウハウがあるだけでは完結せず、どうしても援護射撃をしてくれる、具体的な商材を提供してくれる会社が最終的には必要となりました。しかし、財務の具体的な支援商材の業界は、利益第一主義や法律スレスレどころか違反しているようなきな臭い会社であることも多く怖い業界です。たくさんの会社と付き合ってきて見極めた信頼できる会社を今回のシリーズではご紹介して参ります。

シリーズの第1回目はファクタリングについてお伝えします。

新型コロナウィルスの影響により資金繰りに困った会社が急増しましたね。新型コロナウィルスの影響を前提とした融資も盛んですが、早くても着金まで1~2カ月はかかるなど、緊急事態に対応できないケースもあります。また一方で、特需で急成長している場合においても当初想定していた資金調達では足らず、資金不足ゆえにチャンスの取引を逃している場合もあります。そういった機動的な資金調達にファクタリングは強いですね。

ファクタリングは先ほど述べたように便利な反面、違法な業者や際どいスキームまで業界は玉石混淆となっています。会計事務所が安心して付き合えるファクタリング会社とはどういった会社なのか、人気のファクタリング会社にインタビューをして学んでいきたいと思います。

1.インタビュー先の会社概要

インタビューは西新宿に本店を構えていらっしゃるピーエムジー株式会社(以下、PMG)代表取締役の佐藤貢社長にご対応頂きました。会社の概要はこちらです。

会社HP:https://p-m-g.tokyo/company

独立系のファクタリング会社としては業界トップクラスの取引量だそうです。大変満足度も高い会社様ですね。