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中途採用でベンチャー企業に転職する際に気をつけるべき3つのこと~面接編~

第14回はヒト・モノ・カネのうち「ヒト」について、中途採用でベンチャー企業に転職する際、特に面接時に気をつけるべき3つのことついて紹介します。

私は過去に複数の会社でCFOや管理本部長として、管理部門の採用責任者を経験してきました。そして、採用して入社された後、どのような方が活躍し、一方、どのような方が活躍できなかったのか、管理部門を管掌する立場で見てきました。また、人事機能も管掌していたため、管理部門のみならず事業部門で上手くいかない方の面談等も対応していました。
さらに、私自身も転職を何度も経験していることから、どのように面接に臨むとうまくいくのか一定の知見があります。過去の実例に基づいた転職に関する情報を提供することにより、転職される方と採用する企業の双方に貢献したいと考えています。

1.転職の目的や軸を明確にすること

遅くとも面接の前までには、今回の転職の目的を明確にして、自身の軸をはっきりとしておきましょう。多くの方が、ベンチャー企業でのやりがい、キャリアアップやスキルアップ、年収や待遇の改善、会社の雰囲気や役職員との人間関係のいずれか、これらの複合的な理由で転職されるでしょう。
「自身の望む職種で働きたい、年収を50万円アップしたい」等、様々な理由があって良いです。その際、自身の転職の目的について、頭の中で悶々と考えるのではなく、まずは、紙にアウトプットしてみましょう。アウトプットすることで自身の考えを俯瞰して見る事が出来ます。日を跨いで、3回程度アウトプットすると、かなり整理することができるはずです。

その次は、信頼出来る方が近くにいるのであれば、その方に自身の考えを伝えて、意見をもらうようにしましょう。3回程度アウトプットして、自身として客観的に見えるようになったとしても、第三者に伝えて意見をもらうことは新たな気付きがあることが多いです。転職のタイミングで忖度は不要ですので、お互いある程度はっきりと物事を言い合える関係性がある方が良いです。そのような方が身近にいなければ、転職エージェントに相談することも視野に入れてみましょう。

2.会社の情報を事前に調べること

自身の転職の目的や軸を明確にし、その目的に合致した会社を探して、面接に臨みましょう。私が面接官として面接に臨む時に驚くのが、会社の情報を全く調べて来ていない方が多い事です。この時代ですので、インターネットで検索すれば、色々と情報は出てきます。ベンチャー企業は上場会社と異なり、有価証券報告書等の開示資料は公開していなくとも、ホームページ以外でも、インターネット上に取れる情報は一定数あります。
流石にホームページすら開設していない会社であれば仕方が無いですが、そういった会社であれば、誰かに評判を聞く、店舗型の会社であれば店舗を見に行く等色々と出来る事はあります。
面接官として、何も調べてこない候補者に対しては、そもそもこの会社に興味が無いのではないか?仕事も受け身で自ら調べたりしないのではないか?といったマイナスのイメージを持たれてしまうおそれがあります。

私が面接を受ける時は、ホームページの内容を隅から隅まで確認し、WEB記事、資金調達のニュース、Facebook、Twitter、代表のブログ、口コミサイト等を確認していました。それらの情報を集めて、整理し、自身で判断してイメージを持つようにしておくためです。そして、面接の時に、訪問した際の会社の雰囲気、面接官の人柄や雰囲気等、自身で持っていたイメージとすり合わせを行うようにしていました。

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